秋田県大館市:陣内林道(東側断念)、縫戸山(山瀬ダム分岐コース、大日影山縦走路断念、南沢ルート断念)〜陣内林道(縫戸山の西側断念)


- GPS
- 24:00
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 753m
- 下り
- 722m
コースタイム
06:46大館市街地出発
07:47国道7号線から左の分岐道を下る
07:51「大一通沢」へ左折
07:53橋の先のT字路右折
07:58倒木→ゲート前右折
08:14自転車を置いて徒歩で進む
08:20行き止まり引き返す
08:43国道7号線へ出る
(陣内林道1〜縫戸山山瀬ダム分岐コース)
08:59白沢で右折
09:05中羽立T字路右折
09:22粕田林道へ
09:28小休止
09:40再出発
09:45分岐点通過
09:51断裂箇所渡渉
09:59伐採場跡通過
10:11陣内林道へ
10:26「一合目」
10:40鉄塔通過
10:48分岐右折→登山口〜沢で小休止
11:06再出発
11:16「四合目」
11:37T字路右折
11:43「六合目」
11:52「七合目/うぐいす峠」
12:08「八合目」
12:10小休止
12:29再出発
12:33「九合目」T字路右折
12:36縫戸山山頂
12:56下山開始
12:58大日影山への縦走路へ〜笹薮で引き返す
13:02元の道へ戻る
13:16「七合目」
13:22「六合目」
13:27T字路左折
13:31「五合目」
13:50「登山口」到着
(陣内林道2)
13:54陣内林道を西へ
13:57行き止まり〜鉄塔周辺探索
14:11引き返す
14:13自転車を回収し下山
14:16送電線巡視路へ寄り道
14:18No.152鉄塔
14:20元の道に戻る
14:29粕田林道へ
14:35伐採場跡通過
14:42渡渉
14:49粕田林道を抜ける
15:03中羽立T字路左折
15:03白沢右折
15:53「ふるさわ温泉」
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
大館市街地から国道7号線を北上。途中までは昨日歩いた長走259mピークの下山路( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1601753.html )を逆向きに行くことになる。長走集落を過ぎた辺りの左に下る分岐道に入り、短いトンネルで奥羽本線下を潜り、数件家屋が建ち並ぶ辺りに来ると左手に「大一通沢」と小さな柱標の立っている分岐道が有るのでそこを道なりに進む。短い橋で下内川を渡った先はT字路なので、そこを右折(左の道は一旦草原を挟んで259mピークの送電線巡視路に続く)すると陣内林道。 (縫戸山山瀬ダム分岐コース) この日は本当は長走の他のピーク等を次候補として考えていたのだが、陣内林道を歩いている内に何やら縫戸山に登りたくなってしまったので予定を変更し、来た道を逆走して国道7号線に戻って南下。白沢で右折し、中羽立のT字路で右折、直進して森の中の粕田林道(未舗装車道)を北上。少し疲れて来たので日当たりの良い乾いたスペースで小休止。 その後工事現場へ続く分岐道に差し掛かるが、工事は今は行われていない様子。その先へ進むと、道が抉れて小さな沢で分断されている。前回来た時( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1557480.html )の記憶はやや曖昧だが、間違い無くここにはこんなものは無かった。以前は板か何かが渡されていたのが撤去されたのか、或いは新たに崩落してこうなったのかは不明。重機が行き来していた筈なので、その重みで崩れたのかも知れない。身ひとつであればジャンプして渡ってしまうのだが、自転車を担いで渡るのは無理そうなので、一旦沢に下りてまた上る(だが、どの道この先は路面状態が更に悪化するので、次回からはここに駐輪して、後は徒歩で行くことにしようかと思う)。因みに普通の乗用車だと間違い無く脱輪する幅である。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(陣内林道1) 雑草が生い茂ってはいるが通行止め等の標識は無く、何とか通れる。300mばかり進んだ所で、道は倒木に塞がれている。自動車やバイクならこう云う場合はお手上げだが、自転車の場合は「担いで潜る」と云う力技が使える。 倒木の直ぐ先はY字分岐になっており、左側は北の又林道( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1572238.html )と同じタイプのゲートが設けられている。手動で開閉は可能で、その先の未舗装車道(「一通沢林道」の柱標が有る)は何とか通れそうな感じ。その先は沢沿いの道で、310mピークや332mピークを経た後、城ヶ倉山や岩本集落の辺りに出る筈だが、今回のターゲットはそちらではないので無視して右の道を行く。が、そこから先は雨裂が深く、雑草も濃くなり、直ぐに自転車を押しても通るのは無理な状態に。涸れた沢の跡の様なものと合流する辺りに駐輪し、その先は徒歩で進むが、やがて未舗装車道はいきなり行き止まり。茂みの奥の方に見えるのは沢の跡の様で、どうも車道の痕跡など見当たらない。仕方無いので引き返すが、少し戻った所で「落石注意」の標識と、登り方向に対して右手に延びている、雑草が伸び放題の道を発見。或いはこちらが正しい陣内林道かと思ったが、ロープが張られている。「立入り禁止」の意味だろう。ここは大人しく引き返すことにした。この時点で「若し可能であれば陣内林道縦走」と云う当初の予定は崩れた。 (縫戸山山瀬ダム分岐コース) 本来の登山口はまだ先だが、どうせこの先も歩かねばならないので断裂箇所から先を記載する。この先は伐採場だったが、今はもう作業は終了している様で、作業員も重機も消えている。その先は道が細くなり、雑草・雨裂・落石等で更に歩き難くなる。前回は無かった大きな落石も幾つか増えている。断裂箇所から500m程北上した所のT字路で陣内林道と合流。右手の道は通行止めになっていて入れないので、大人しく左を進む。半ば涸れた沢の脇の「一合目」看板は雑草に覆われていて以前より見え難くなっている。鉄塔下の材木置き場になっている箇所は僅かに眺望が得られる。その先は一旦下りになり、また上り返して右手に分岐道が見える箇所に出る。 ここで陣内林道をこの儘西進してみようか迷ったのだが、ここまでで既に大分時間を食ってしまっているので、取り敢えず前回霧に覆われて全く眺望の得られなかった縫戸山のリベンジマッチを先に済ませてしまうこととし、分岐道に入る。50m程先の橋の手前の右手に登山口標識が立っている。この時点で既に標高375m。半分近く登ったことになるが、まだ「三合目」。左手には陣内林道の続きが延びているが、立ち入り禁止になっていてこちらも入れない。 一旦沢に下りて水を補給して小休止した後、登山再開。最初は沢沿いの細く狭い片流れ気味の道。やがて沢を離れ、鞍部を経て、その後は尾根の上の道・尾根を巻く道・片流れの細い崖道の繰り返し。分岐は無いが、「四合目」の先の尾根道を過ぎた辺りで一度溝状になったT字路に出る。登りは右の道なので登る時には間違う心配は無いが、下山時にはその儘左の道へ直進してしまう可能性が有る。マーキングテープを巻くのも無粋なので、道に枝を突き刺しておいたが、下山時にこの処置が適切であったことを確認した。また片流れを過ぎて「六合目」。「七合目」は「うぐいす峠」。東側の眺望が得られるが、前回と違って大分遠くまで見渡せる。ここで休憩しても良かったのだが、まだ休みたい気分ではなかったのでその儘「八合目」まで登り、その先の斜面で小休止。若干木々に遮られはするが、ここからは「うぐいす峠」よりも更に広い角度を見渡すことが出来る。 再出発するとものの数分で「九合目」。これは大日影山への縦走路との合流地点。縦走路は現在刈り払いが行われていなくて通行不能の筈なのだが、何と綺麗に刈り払われているではないか。予想外の自体に気持ちが逸るが、取り敢えず縫戸山を登ってしまうべく右折。直ぐに縫戸山山頂。ここも相当の眺望が得られる。何も見えなかった前回とは随分印象が違う。設置されている金属製の地図は完全に掠れていて全く読めないので、山座同定は帰ってから答え合わせをせねばならない。アゲハのペアが盛んに舞っていてのどか。南沢コースの急な下りを少し確認してみるが、直ぐ先で薮が濃くなっており、刈り払いが行われていないと云うのはやはり本当の様だ。このルートも現在は死んでいると判断せざるを得ない。 下山時は当然の如く、大日影山の縦走路へ入ってみる。笹薮は綺麗に刈り払われていて通行に全く問題無い。直ぐ先で太い倒木で道が塞がれていたが、何、こんなのは超えてしまえば良いのだ。が、ものの2分で淡い希望は泡と消えた。道が急に笹薮で塞がれていたのだ。どうも刈り払いが行われていたのは分岐点の周辺だけだったらしい。そうそう旨い話は無いものだ。何とか行けないかと探ってはみたが、地面の状態が全く視認出来ず、下に倒木が隠れていたりするので危険そうだ。ここは断念するしか無い。その先は特にトラブルも無く下山。 (陣内林道2) さて下山後、分岐点まで引き返し、西へ続く道へ行ってみる。雑草が濃い様なので自転車は置いて行く。山瀬ダムへと続く道は前述した様に通行止めになっていて入れないが、こちらは特に規制されていない様だ。上手く行けば500m級の諸ピークを辿る送電線巡視路を歩ける筈、と意気込んでみたのだが、2、3分歩いただけで道は行き止まり。左手の斜面に送電線鉄塔が立っているが、道らしきものは見当たらない。鉄塔下に2箇所、ピンクのテープが巻かれているのを発見し、その先は藪化した道に見えなくもないが、どう見ても車道ではない。暫くうろうろしてみたが、結局頭の中に「?」マークを浮かべた儘断念。引き返して下山する。 途中、No.152鉄塔に寄り道。他の鉄塔が見渡せる。 下山後は国道7号線を南下し、「釈迦内温泉」に寄る積もりだったのだが、「定休日」の看板が出ていた為獅子ヶ森方面へ進路を変え「ふるさわ温泉」で身体を解す。 |
その他周辺情報 | (「ふるさわ温泉」) ここは2頭の秋田犬が呼び物になっているらしく、今は子育て中と云うことで2頭とも屋内に入っていたが、玄関前に小屋が置かれており、普段はここで客を出迎えるのだろう。無駄吠えはせず、初対面の私を見ても物怖じせずに擦り寄って来る。正直、ここまで人懐こい秋田犬を目にするのは珍しい。飼い主がきちんとした知識とポリシーと愛情を持って育てていることが窺われる。カウンターから何やら電話の話が漏れ聞こえて来ていたが、犬の取材についてらしい。有名なのだろうか。 入浴料は350円。その時間帯は客が居なかったのか、脱衣場も浴場も電灯が点いていなかったが、私の後に2人入って来た。41〜42℃程度の湯がひとつあ有る切りで、水深が左右で若干違うだけ。未使用の小さな浴槽がふたつ、水風呂は無し。ちと物足りない。湯の注ぎ口はライオンの頭だが、壊れているのか、黒い網が被せられていて、馬の頭だか何だか判らなくなっていた。 |
写真
感想
(陣内林道1)
廃道になっているのは判っていたが、地図を見ると折角そこそこ長い道が長走から山瀬ダムまで続いているのだから、何処まで歩けるか試してみたかった。だがあそこまで薮道な上、通行止めではどう仕様も無い。後試せる箇所が残っているとしたらゲート先の「一通沢林道」だろう。特に目星い所が有りそうには見えないが、まぁこれは今後の課題だ。
(縫戸山山瀬ダム分岐コース)
やはり曇りの日と晴れている日では随分印象が違う。そよ風が吹いていると尚気持ち良い。途中から頭上が割と開けて来るので青い空を見乍ら登る時間が多いが、「もう直ぐ頂上かも知れない」と云う感覚が長く続くので爽快。登山道も良く整備されていてお気に入りだ。
だがやはり心配なのは登山口に到るまでの林道。南沢コースは南沢林道の状態が悪いので整備されていないとのことだったが、山瀬ダム分岐コースの粕田林道・陣内林道の状態は南沢林道より更に悪い。今後登山道がきちんと整備され続けるのかどうか、不安になるところではある。
(縫戸山南沢コース)
登山口は薮化していることは既に確認済みだが( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1590029.html )、これで山頂から見てもやはり薮化していることが確かめられた。この道は死んでいると見做すしか無い。
(大日影山への縦走路)
予想外に淡い期待を抱くことになったが、やはり現実は甘くない。これで北の又ルート( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1572238.html )、甚吉森からの縦走路( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1590029.html )と併せて、大日影山への登山道は3つとも完全に使用不可能であることが確認出来た。まぁ元々眺望も大して無い山の様だしそれ程惜しくはないのだが、山頂の大反射板の整備が必要になった時にはどうするのだろうと心配になる。
(陣内林道2)
縫戸山登山口から西の方へ送電線の巡視路が延びており、そこそこ標高も有るし鉄塔下は眺望が得易いのではないかと期待して行ってみたのだが、結局道を間違えていた様だ。下山後も当分の間は自分の犯した間違いに気付かなかったのだが、暫く地理院地図とGoogleの航空写真を見比べている内にようやっと正解らしきものに辿り着いた。縫戸山登山口付近から西へ延びている道は3つ有るが、私が今回辿ったのは、一番南側の、直ぐ先の鉄塔で行き止まりになる道。登山口の向かいに有る道が通行止めになっていたことは前述した通りだが、これが残る2本の道の内のどちらかだと云うことになる(恐らく一番北側の道ではないかと思うのだが)。もう1本は薮化している可能性が高いと思われるので、次回行った時は見落とさないよう、注意して探す必要が有るだろう。何れにしろ今後の課題だ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する