【日光白根山】高山恐るべし、なめてかかって返り撃ちに遭う


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 963m
- 下り
- 963m
天候 | 晴れ時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
その他周辺情報 | 白根温泉大露天風呂薬師之湯 800円 お湯が本当に綺麗で湯量豊富です。お勧め。 |
写真
感想
▼未完成だけどまずUpしました。【段落マーク■は後日加筆分です】
▼毎度おなじみO登山隊で日光の奥白根山に行ってまいりました。百名山です。雲取山より早く登ることになるとは思いませんでした。車が無いと東京近辺からだと日帰り登山は難しい山です。いつもながら貴重な体験をさせていただけるA隊長には感謝です。
▼事前の調査で、怖い鎖場等がないこと、確認済みです。でもこれが良くなかったかな。多分舐めたのだと思います。季節的に冬山シーズンも終わっているだろうとの油断もありました。そんなに難しくない山だろう、体力さえあればそんなに苦もなく登れるだろうと。しかし、相手は2500mを越える高山、東日本最高峰です。良く考えたら2500m以上級のデビュー戦だったわけで、知りもしない相手に勝手に思い込みだけで色々決めつけていました。
▼油断は準備の段階から始まっていました。連日暑い日が続く関東地方。今回、上着類を持っていくことを止めようかと直前まで迷いました。山に慣れてきたのか、荷物を極力軽くしようという力が以前より大きく働いている事が自覚できます。結局は持っていったのですが、上着類を持っていかないという選択肢は最初からない筈。特に2500mを越える山を登るときは絶対にあり得ない。そんな当然の鉄則を破ろうとしていた私、舐めていたとしか言いようがない。
▼登山中級者となる必須条件に、2500m超の山を50回以上登っている事が含まれている理由がよくわかりました。条件が格段に難しくなるんだ。そうではない山と違い過ぎる。天候が急に変わる可能性が非常に高く、天候が崩れて風が出てくると遮るものが無くとても寒い。上着を持って行っていなかったら低体温症の可能性もあり危なかったと思う。下山中には6月にも関わらず雪がちらついていたくらいだし。そんなのベテランの方には当たり前の事だと思いますが、馬鹿一人が2500m超級の山の怖さを実体験できたことを肯定的にとらえていただければ。想像力に乏しい馬鹿が実体験から学んで山を舐める確率が低くなるのだから。
▼そしてもうひとつ、高山病になる可能性を指摘しておきます。今回も途中から頭痛がしてきました。頂上付近では一端治まったのですが、五色沼に下りてくる頃に再発。気圧の変化によって引き起こされたのでしょうか?頭が働かなかったので、高峯山・水ノ搭山・篭ノ塔山の時同様、行程が鮮明には記憶に残らなかった。寒さにより疲労が増幅されたこともあるでしょう。雪に足を取られない様神経を使ったことによる気疲れもあったと思う。そんなことも含めて2500m超級の怖さでしょう。
▼北アルプスの難コースなんかはとても無理ですが、いつか比較的簡単なルートで北アルプスでもいけたらいいなと漠然と思っていました。でも高山病になりやすい体質かもということは、そういった山への挑戦のハードルが高いということなのかもしれない。そしてこれを書いている登山翌日の本日、疲労感がもの凄く、とても体を動かそうという気力が湧かず、当然登山なんか出来る様な状況ではない。山小屋泊で翌日も登山を要求される日本アルプスを登山する資格を私は与えられていないのかもしれない。
▼下りは、体と頭が重く足が進みませんでした。予定時間より一時間はオーバーしたのは私のせいです。O登山隊の皆さん、申し訳ございませんでした。
▼散々打ちのめされたので、なんかネガティブなことばかり書いていますが、ものすごく良い山ですよ。流石百名山。紅葉の時期なんかもの凄い人なんだろうなって容易に想像できる、そんな山でした。ですのでなんらかの情報は提供しなければならない。6月3日から少なくとも2週間程度は、おそらく雪は残っていると思います。慣れている方にはチェーンスパイクが必須とは言いませんが、備えあれば憂いなし。そんなに自信のない方はスパイク持って行った方がいいかもしれません。特に下り、私は装着しました。安心感が心の余裕を生みます。
▼雪のせいか、コース迷いが発生しました。登録したコース取りは、我々の足取りを完璧には再現できていないと思いますが、おおよそこんな感じで道に迷ったというものを表現しております。山頂から五色沼に下りる際、いつの間にかコースアウトしていた。遭難のリスクが高い道迷いではなかったと思いますが、やはり正規のコースから外れるのは良くないと思います。ご注意ください。
▼後日私の写真よりもっといい写真が入手できたら加筆します。【以下加筆分】
■素晴らしい写真入手しました。【※】A隊長撮影 【◎】K副隊長撮影
■A隊長のレポートから分かったことが多い。やはり結構記憶飛んでいます。弥陀ヶ池以降の登りは、かなりな岩場でした。印象に残りやすい筈なんですが、頭痛と急登と強風による寒さで余裕が無かったのでしょう。自発的には思い出せませんでした。A隊長から写真をお借り出来て良かった。途中強風に飛ばされて霧氷の欠片が降りかかってきたことも写真のおかげで思い出せました。
■隊長、昼食中いつの間にか鹿の写真撮っている。全然記憶にない。
■日光白根山の山頂は、北と南の二つあったのね。
■隊長によると、山頂から下山中に登山道を見失ったり、外れたことは二回あったとのこと。一回目は山頂から下山開始後そんなに時間が経っていない時に発生。突然登山道がなくなり、何故か雪渓が現れる。周囲を観察したA隊長。右下の方に登山道らしきものを発見。雪渓をトラバースしての登山道復帰を決定するA隊長。その時の写真をA隊長が撮影してくれていたみたいですので、追加登録しておきました。確かに少々怖い思いをして雪渓トラバースした。この登山道コースアウト・雪渓トラバースの足取り、何となくですが登録したルートにも表現しておきました。
■二回目のコースアウトは、A隊長が鹿の写真を撮影しようとして少し道から外れたことが発端だったみたい。頭痛が再発しつつあったので、明らかに下山ペースが遅くなっていた私は、A隊長から遅れ少し間隔が空いていた。機械的にA隊長が進んでいったと思われる方向に進んでいっただけだからいつの間にコースアウトしている様に感じたみたいで、A隊長からすれば意図的なコースアウトだったみたいです。
■弥陀ヶ池まで下りてきたら雪が降ってきました。ぱらつく程度でしたけど。雨ではなくて良かったと思いました。その時の写真入手できましたのでUpしました。
■ヘロヘロになりながらも、なんとか無事下山できました。下山後入浴した温泉、Upしておきます。超お勧めです。
標高2500m越え初挑戦だったんですね。私もやや高山に弱い方ですが、何とか槍や穂高に登れました。是非、今年は北アルプスに挑戦しましょう。
A隊長、暖かいコメントありがとうございます。只でさえ高所恐怖症というハンデがあるのに高山病に罹りやすいかもしれない体質と言うのは中々難易度の高い山に踏みきれなかったりします。今回も相当下りで時間ロスしましたし。でも、お誘いいただけるのは本当にありがたいことでそこは感謝しきれません。高所恐怖症だけでも解消したいなと思っています。懲りずにお誘いいただければ。実弾の続く限りお供させていただければと心底思います。
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