両神山(山座同定付)〜娘が大学受験真っ最中。なのに、山キチガイのお父さんは、今週末もお山へ。北陸方面も天気が良いようなので、北アルプスのパノラマ展望が期待できる両神山へ。凍る路に悩まされながらの難行苦行の末、両神神社で合格祈願してきたから許してくれる?〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,438m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 8:25
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2017年2月4日現在の様子 ・雪は少なく、会所上部から。雪の付き具合はまだらな感じだが、凍結して実に滑りやすい。主観だが、軽アイゼン等の装着は雪が出てきてからすぐの方が良いと思う。 ・両神山荘〜清滝小屋:トラバース道、細いところがあり滑落の危険。落ち葉の中に凍結した雪が隠されており、気を抜くと足をとられてしまう。 ・清滝小屋〜両神山頂:所々凍結した雪。鎖場にもついており、慎重な行動を有する。 ・一般コースとの案内だが、結構きわどいところもあり、上級の部に類すると自分は判断する。 ・軽アイゼンやチェーンアイゼンは必携と思う。できたらストック類も。これら装備無しで歩いている人も散見されたが、滑落の危険大と思う。特に下山時は滑りまくって難渋したであろう。 |
その他周辺情報 | ・登山後は、国民宿舎「両神荘」で日帰り入浴(800円) http://www.ryokamiso-saitama.jp/hotspring/ ・入浴後は、小鹿野町の「安田屋」で食事。(ワラジかつ丼(2枚カツ)で850円) (営業時間:昼:11時半頃〜13時半頃、夕:17時頃〜18時頃) (ワラジかつ丼の宣伝が出てくる吉高由里子の西武鉄道CM:このCMが頭に浮かび、秩父のかつ丼が食べたくなった) https://www.youtube.com/watch?v=7Qz65hVD-fY |
写真
感想
30年以上前に登った両神山。その時の北アルプスの展望が忘れられない。
https://www.yamareco.com/modules/diary/127062-detail-125034
あの狂喜した瞬間を今でも鮮明に思い出す。自分の病的と言える山岳展望のオタクぶりはこのときから始まった。その時の感動をもう一度・・・ということで、娘が受験真っ最中だというのに、お父さんはフラフラと山岳展望の旅に出るのであった。せめてもの償いに出発前夜、ヤマレコ日記に懺悔の文章を綴っておく。
https://www.yamareco.com/modules/diary/127062-detail-136714
ユーザー2名から、励ましのコメント。「山への難行苦行の末、山頂の神社で合格祈願すれば、お父さんの役目はきちんと果たすことができます!」。お~~そうか〜〜、そんな解釈の仕方があったのか~~。これなら後ろめたい気持ちではなく、堂々とお山に行くことができる
。両神山は、山頂近くに由緒ある神社もあるし
。
深夜2時前、自宅を車で出発。PAで少し仮眠をとり6時半前、登山口の日向大谷に到着。準備をして、日の出と同時に出発。歩き始めは、雪は全然なく快適にたどる。雪は、会所の上からチラホラ出てきた。わずかにこびりついている程度だが、これが滑る滑る。チェーンアイゼンを付ける。
両神神社に10時過ぎ到着。早速、娘の合格祈願をする。2ヶ所も神社があるが、2ヶ所ともお参りをする。これで、お父さんの任務は十分果たした
。これから、心置きなく山を楽しもう
。
チェーンアイゼンでは歩きにくい岩交じりの尾根道を30分弱我慢すると、待望の両神山頂だ。狭い山頂からは、昔と同じ大展望が広がる。待望の北アルプスのパノラマは・・・完璧だ!!
。狭い山頂をあっちこっち移動しながら、武甲山から時計回り(東→南→西→北)に谷川連峰までの連続写真を撮った。ひとしきりの撮影の後、湯を沸かしカップ蕎麦を作り、コーヒーをいれた。
小一時間、山頂で過ごした後、来た道を引き返した。凍った雪が中途半端についているから厄介だ。下山は特に慎重を心掛けた。岩場があるので、何度もストックを出し入れしたり、チェーンアイゼンを付け直したり。前回の赤城山で壊れかけていたチェーンアイゼン、だましだまし使っていたが、ついに使えなくなってしまった。凍った雪道もあとわずかというところで、ストックで体を支え、恐る恐る下って行った。急な凍ったトラバース道は本当に滑りやすかった。滑落したら終わり、あの世行きだ。
一般のハイキングコースと紹介されている日向大谷のコース。意外とハードなコースであった。結局、下山は登りの時と同じくらい時間を要した。両神山荘に15時過ぎに到着。国民宿舎「両神荘」で入浴をして、小鹿野町の「安田屋」でワラジかつ丼を食した。これでますます娘の受験対策は万全だ
。帰りの高速では、目立った渋滞はなく、20時半には千葉の自宅に到着した。
こんばんは
細かい!
今回は18 時間ぐらいの作?
土曜日は天気がよく、展望も効いたみたいですね
両神まで行かなくても神社はいくらでもありますよ(^^;)
まあ 合格祈願と登山を 兼ねた一石二鳥と言うことで(^^)
乙でしたm(_ _)m
ブル様 わんばんこんばんわ
>18 時間ぐらいの作?
→ 6〜7時間程度。日曜、ずっとレコやってると、後が怖いから。
昨日は受験で帰って来た娘のために、お父さんお手製のすき焼き&海鮮丼ご馳走しましたよ。たまにはお父さんの存在を示さなければ、完全に無視されるようになります
>両神まで行かなくても神社はいくらでもありますよ(^^;)
→ そうだな〜〜。立山の雄山神社とか、九州まで逃亡して高千穂の峰とかでもよかったな
Atsu38さん、おはようございます。
「両神」とは、ナイスチョイスです♪
「両神山荘」に辿り着き、「両神山頂」に立ち、「両」方の「神」社にお参り。
さらに、「両神荘」で入浴して体を清め、「安」田屋でワラジかつ丼を食し、満腹、心も「安」らかに(*´▽`*)。
世のお父さん方の模範となる、完璧なまでの「受験対策山行」です
カガヤキサン こんばんは
カガヤキサンのコメントで、心のわだかまりがすっと抜け、
軽い気持ちでお山に行けました
>「両神山荘」に辿り着き、「両神山頂」に立ち、「両」方の「神」社にお参り。
さらに、「両神荘」で入浴して体を清め、「安」田屋でワラジかつ丼を食し、満腹、心も「安」らかに(*´▽`*)。
→ うまい!!!さすがカガヤキサン、うれしいこと言ってくれるではア〜リマせんか
>世のお父さん方の模範となる、完璧なまでの「受験対策山行」です
→ も〜ホントほめ上手ですね。うちの奥さんに、このコメントを見せまする
atsuさん、こんにちは。
絶好の山日和に、心置きなく行く事ができましたね
難行苦行の末、山頂の神社で合格祈願…「両神山」とは完璧ではないですか
待望の北アルプス展望も期待通りで、まさに一石二鳥の山行きでしたね。
解釈しだいかもしれないですが…娘さんの合格を願う思いはしっかり届いていることと思います
お疲れ様でした。
ワカボンさん こんばんは(^^♪
ワカボンさんにも、勇気をもらいました
>難行苦行の末、山頂の神社で合格祈願…「両神山」とは完璧ではないですか
待望の北アルプス展望も期待通りで、まさに一石二鳥の山行きでしたね
→ ホントにその通りです。しかし、この道は意外と骨が折れました。落ち葉の下に凍った雪が隠されていて、危うく谷底まで滑落しそうな場面がありました。アイゼンはちゃんとしたものを履かないとと、教訓になりました。
北アの展望、ちょっと遠いですが、笠ヶ岳あたりを除いて全部見えます。
大キレットのくびれなんかぞくぞくします
>娘さんの合格を願う思いはしっかり届いていることと思います
→ ホントうれしいことを言ってくれますね。涙がちょちょ切れます
こんにちは、Atu38さん。
山逃亡オツです。
山で祈願してくれる父、最高の応援です。
受験のためになかなか家でしてあげられることはないですからね(リアルな話では、お食事はお母さん担当だし、お父さんはあとは送り迎えなどでしょうか)
両神山の展望はすごいですね!雲取山も見えたし、北アルプスの大キレットもばっちり。
Fraponも完敗しました。
山座同定も自分で行われているのですか?すごい!
本当に、すごくいい情報です。
両神山は秩父の山なのですね。いつか行ってみようと思います。
フラポンさん こんばんにゃ
骨折の方いかがですか?だいぶ良くなった様で、復活も近いですね
>受験のためになかなか家でしてあげられることはないですからね
→ そうなんですよ、本人が頑張るしかないですしね。(注:お食事は、お父さんが作る時もあります。でないと、いつも山逃亡しているお父さんは、お家にいられなくなります
両神はいい山ですが、ちょっと岩場等がありてこずります。
最初は、白井差(新道)からのコースがいいかな?
是非、行ってみてください
2017/3/24に「出合バス停→八丁峠ルート→両神山→日向大谷ルート→両神山荘」と辿りました。好天でしたが、山頂で富士山が見えなかったのが心残りです。2017.1に登った2017.1mの雲取山を見極めたかったのですが、山座同定アプリ(AR山1000)をもってしてもイマイチ特定できず。事前にAtsu38さんのヤマレコを見ておけばよかったです!プロ並み、いや確実に売れるレベルの山座同定、一体どうやって、されているのでしょうか?
happygoyeahさん コメントありがとうございます。
おほめいただき、ありがとうございます
雲取山は、遠くから見ると小さい山ですが、二等辺三角形の端正な形をしております。
近くに芋ノ木ドッケという山があり、これも雲取山と同じ形しておりますから、双子の端正な二等辺三角形の山と記憶しておけば、雲取山は見つけやすいです。
山座同定は、20万分の1の地図または山と高原の地図の裏側を広げて、知っている顕著な山へ定規を当てて、その前後関係から同定します。学生時代から何度もやっていたので、山の形と位置関係で、自然と山座同定ができるようになってきました。一種のオタクです。
返信ありがとうございます。同定は、気の遠くなるアナログなスキルの賜物だったのですね!改めて感動しました!芋の木ドッケ、雲取山から三峰方面に下るときに通過しましたが、まさか雲取山同定のキーになる頂だったとは!季節を変えて、両神山にトライした時に、大いに参考にさせて頂きます。
happygoyeahさま
やはりデジタルよりアナログの方がいいでしょ?
一つの峰が意外なものであった時の感動もんはたまらんでしたよ
爺が岳から燧ヶ岳を見つけた時、丹沢蛭が岳から奥穂高岳を見つけた時は感動でした。
簡単なソフトで同定してくれたら、味気ないですわ、自分で地図を広げて定規を当てて確認する。これが王道です。
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