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トガリアミガサタケは、アミガサタケ科のなかでも大型に育つキノコで、ほっそりした姿。同類でこれより太めのものに、オオトガリアミガサタケがあります。
下ごしらえで、よく煮こぼして、毒を流すと、歯ごたえがよい欧州料理の食材になります。これはアミガサタケも同じ。
でも、トガリアミガサタケの場合は、毒成分に、よく聞かれるサポニンのほか、ジロミトリンを含みます。これは、死亡事故を内外で引き起こしてきたシャグマアミガサタケの主要な毒成分です。この毒は、毒を除くために一定量を煮沸している調理場の、換気が悪くて、毒のガスを吸ったりしても死亡事故が起きているほどのものです。(「日本の毒きのこ」、学研、2003年)
危うきには手を出さずの、はずなのですが、それでも食べるのが、その国なりの食習慣なのでしょう。
トガリアミガサタケが怖い女王とすれば、この時期から竹林に生えだすキヌガサタケ(スッポンタケ科)は、体にまとった真っ白なベールをまとった美少女のようなキノコです。
東洋では、そのベールをはいでしまって、歯ごたえを生かした食材に使ってしまう。
人間は食べるためならば、あらゆることをやるなあ、と思います。
この間、そのキノコに驚かされました。
私は食べません! 〜
せっかく長生きしているのに…
死ぬの、イヤだぁ〜 \
setiseti01さんの反応が、一番自然で、安全ですね。
でも、トガリ・・・は、魅入られる怖さがあります。
春から梅雨時のきのこも、いろいろおもしろいものがありますね。
もうすぐ、森も虫がわんわん出てきちゃいます。
久々に”おや、まあ!キノコ”シリーズ出ましたね。!!
そろそろ、キノコシーズン到来か。
どんな新しい種類のきのこに、今シーズンは出会えるか、楽しみです。
写真はだいぶたまって、ネット上の図鑑づくりも作業がかなり宿題になっちゃっています。
またおもしろい、印象的なきのこの話題を交流しあっていきましょう。
このキノコ,私はやっぱり『食べたい派』です。
nobouさん、災難から一晩たって、私もトガリ・・・、シャグマ・・・は、試してみたい気持ちになってます。
しっかり、煮こぼしをして、少しだけなら。
おもしろいきのこを見つけたら、また日記にご一報ください。
こんばんは!
今年はなんだか、今のうちからよくキノコが目につきます。
毒キノコ、なんですよね、トガリアミガサタケ。
でも、食材でもあるという・・・
手を出したいような出したくないような。
山で出会ったら・・・
どうするかな?
mitugasiwaさんへ
アミガサタケの仲間は、図鑑でも食菌あつかいされたままのものが多いです。
毒成分の化学分析がすすんで、実は、きちんと下処理しないとかなり危ないものがあることが、この10年くらいでわかってきました。
だから、図鑑も吟味しないといけないし、食べた経験のある方が、落とし穴にはまりかけない。
このシリーズのなかでテーマにしている大事な柱が、この問題です。
岩手のブナ林も、そろそろ梅雨入り前で、ウスヒラタケやヒラタケが見つかり出しますね。
春から初夏へ向かう花と、きのこと、いろんあところに発見があってうれしい季節と思います。
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