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ナラ、ミズナラ、ホウの木にブナも混じる森の、急な支尾根を上がっていたら、あらら、これは、シャカシメジだ。写真でしか見たことがない、けど、この姿は間違いない。
女子レスリングの選手よりも、小さく、きっちり。髪を螺髪(らはつ)まとめたお釈迦様。その髪型に似ているというので、「釈迦占地」。
シャカシメジは、少し前まではホンシメジと味の王様を二分したという。しかし、発生量の激減が言われて久しく、そもそも見つからない。だから見れただけでも幸運。ほんとに幸運な、生まれて初めての出合でした。
出会ったシャカシメジは、手の大きな男性が、両手のこぶしを合わせたくらいの大きさ。
塊茎状の、その塊から、ざっと見て100本ほどのきのこの柄が育ちかけで、傘の形まではまだ数日かかりそう。
数日降り続いた雨で、塊茎には落ち葉の破片や、乾いた土なども付着していました。
たくさんのきのこが育って、直径5,6センチの傘を次々と広げたら、さぞかし見事でしょう。
シャカシメジは、塊茎状の塊のところも、独特の歯ごたえとうま味があるとのことです。
今回は撮影だけにとどめてきました。
周囲をかなり探しましたが、この森には、まだこの1株しか見つからなかった。秋のきのこで、ホンシメジより7日~10日早いそう。
条件が良ければ、1つの斜面に数個の塊茎が、生え出すこともあるようです。
今度はこの場所にも、ときどきは、通わなくてはならなくなりました。
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