山から帰ってきて録画してあった「ヤマノススメ Next Summit(以下NS)」最終回を見て(2度目)、迂闊にもウルッとしてしまった。
それはあおい(グズでヘタレ、🗻初回は敗退)が富士山の登山道で抜かされながら心の中で
「どんなに抜かされたって凹むことなんてない、🗻がそこにあって私が諦めない限り、負けじゃないんだ」
と言うシーン。
同じくドジでヘタレな所があり(ただしオッサン)、老若男女に抜かされまくり、しかも🗻一回目は敗退したdonsokuなので、ここはグッと来た。
その他の演出もこの回は素晴らしく(ミニ羊羹もグッと来た)、特に感心したのは2期の🗻回にいた白人カップルが偶然またいて、あおい達の記念写真を撮ってあげるところ。
あおいたちとこのカップルは知り合いではなく、富士山で再会していることにも気づいていない。視聴者だけが知っているのが面白かった。
ラストではかえで(あおい達の高校の先輩のガチ山屋)の卒業が描かれ、最終カットでは今までの出演キャラが全員集合して「またいつか」。
原作は続いているらしいけど、アニメはこれで終わりでしょうね。
終わりよければすべて良しというけど、「ヤマノススメ」は気に入らなかった点も多くて…以下辛辣な批判になります。
1.
山と全く関係が無い話が多い。あおいのバイトで1話、テーマパークへ遊びに行く話で1話など。今季(NS)もクリスマスパーティで1話潰す話があった。山の話をしたいのかJKの生活を描きたいのかどっちつかず。
2.
NSでの最終回を除き全編を貫く、ウジウジしたあおいの性格。
三期で「他の友達にカラオケに誘われ悩むが、思い切って行く」という話がある。
(ちなみにこれだけで1話。1.と同じで山は全く関係ない)
高校生の話ですよ?外見は中学生にしか見えないけど。ちなみに原作漫画はもっと幼くて小学生にしか見えない。
主人公に思い入れできない話は辛い…。
3.
三期での話の主軸となった、ひなたとあおいのどーでもいい確執。
二人は幼馴染同士だが、「ある日あおいがひなたに黙ってひなた以外の友達と遊びに行った」ことから始まる亀裂。この時点で理解できない。
ここから溝が広がり(理解不能)、最終的にはこれが原因で二人は瑞牆山で喧嘩となり、ひなたが脚を怪我し、登山を中断することになる。
個人間のどうでもいい諍いが話の主軸で登山はそのツマにされた、とても不愉快な話でした。
4.
2期の楓の親友の「ゆうか」、NSでの山岳部の部長「小春」の無神経さ。
前者は登山を全くしないので、かえでが一人で山に行くのが心配でたまらず、よく小言を言う。
それだけならまだいいが、あることがきっかけで、かえでの登山に関して本気で怒る。
登山のことを何も知らず、調べようともしないで。何様なんでしょうか?
後者はあおいとひなたを山岳部にスカウトしに来て体験入部した二人を歓迎するが、天覧山へのランニングに連れ出した後は放置プレイ。
あおいはグズでヘタレなので途中で脱落するが、小春は「じゃお先に〜♪」とあおいを置いて行ってしまう。
こんなぞんざいな扱いをしておいて、ヘロヘロで学校に戻って来たあおいに入部届を突き付けて入部を迫る小春。
もちろん葵たちは入部しないという結果に。
この辺り、「山を渡る」での体験入部(高尾山)と比較すると、思いやりとかフォローの仕方が段違い。大学生だからとかではなく、思いやりの有無の違いだと思う。
この二人、脇役でしたが本当に不愉快でした。
あおいの幼馴染、ひなたのあおいへのからかいも毎度のようにあるのでちょっとイラッとしました。
その他にも「富士山登山を目指す連中が御岳山登るのにケーブルカー使うのかよ(この時点では🗻登山は決定していなかったが)」とか。
色々好き放題延べましたが、2期の谷川岳と富士山敗退、NSの富士山リトライ、これだけは良かった。
あと2期の三つ峠山、NSの武甲山もまぁまぁ良かった。
ネット情報によると、原作は2回目の富士山の後は観光など山と全く関係ない話が延々と続いているとか。(原作は飛び飛びでしか読んでない)
それに比べるとアニメはまだマシなのかな。
その通り!
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