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「アウト・ポスト」とは前哨陣地のことだそうです。つまりは…最前線ですね。
2009年10月3日、アフガニスタンで実際にあった「カムデシュの戦い」を描いた映画です。
作品としては、淡々と余分なドラマ性もなく…しかし、それが陣地(戦場)にいる兵士達のリアリティに観客を引き込んでいく脚色の一種なのかなぁ

戦闘が始まると…戦う兵士と一緒にいるような描写は、見ごたえもあったと思います

映画の冒頭、キーティング前哨基地の周囲を囲む山々をなめるように映し出される。圧迫感…まして、そこに「敵」がいる緊張感

エンドロールのあと、現役軍人として名誉勲章を受章したクリント・ロメシャ二等軍曹とタイ・カーター特技兵等のインタビューもあった。
元々、2012年発表のノンフィクション作品から制作されたそうで、2020年3月14日に米国でもプレミア上映される予定だったものが…コロナ渦で延期になったそうです。
ここ最近では「シールズ」や「デルタフォース」といった特殊な部隊・作戦を描くものが多かったが、アフガニスタンに派遣された一般的?な兵士達を描いているのも興味深い。実際の撮影には、退役軍人も参加し、キャストの1人ダニエル・ロドリゲスは、当時の戦闘に参加した人が本人を演じている。
補給線の維持と共に、地元民に必要な物資・インフラを供給して懐柔する任務を担っていたため、地理的に不利なことを承知で陣地を設けていたそうだ。
この映画で『確』とした主人公はいない。あえて言えば前述の名誉勲章を受章した2人や指揮官たちだが…300人以上のタリバン兵士と戦った53人が主人公だと言える。
もちろん戦争することの是非もあるが…、現実として、派遣された兵士達が任務を忠実に実行する姿を知ることも必要なんだろうと思います。
今、この時も、世界のどこかで戦っている。
(平和にはなって欲しいけどネ

コラムで「部隊を統率し士気を向上させる将校の在り方、兵を見守り監督しそして戦闘を仕切る下士官の重み、兵に求められる克己心等々、実戦を戦う戦闘集団のエッセンスが凝縮されている」とありました。
ここ最近の「戦争物」では秀作だと思いました

【公式HP】
https://klockworx-v.com/outpost/
この日曜日は

(ちょっとマニアックかな

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