![]() |
前回の岩壁でのキジウチ以外にも、普通はやらないと思いますがテントの中で済ませた事があります。
3月の初め、南アルプスの聖から赤石に縦走した時、天候の悪化で先に進めず兎岳の手前の稜線にテントを張った事がありました。ナイフリッジとまでは行かないけど痩せた稜線の少し下で、ぎりぎりテントの幅に雪を削って張り一晩過ごしたのです。
それで困ったのがキジウチ。テントのすぐ横は雪の急斜面で、ピッケルとアイゼン無しでは滑落の危険があるような場所、おまけに風雪が吹き荒れ、外に出るには覚悟が必要な状況です。大の方は我慢するとしても小の方は無理です。それで、ビニール袋で処理する事にしたのですが、尻をついて座った姿勢では中々出せずに往生しました。
昔のダンロップテントにはグランドシートにゴミ出し用としてペンチレータのような穴がありました。友達はそれを開けて下の雪を堀り、その穴にうつ伏せになって出そうとしてました。やはりその姿勢も出にくいようで苦戦しており、途中でイチモツが雪に触れて奇声を上げていました。
雪山関連で思い出しましたが、残置された雪洞を再利用するときは気を付けないといけません。前使用者が雪洞をキジ場にしている事があるからです。
残置雪洞を見つけて、掘る手間が省けてラッキー!とザックを放り込んだらベットリとウ〇コが付いて、落ち込んでいる人を見たことがあります。
岩壁や雪山ほどではないですが、藪漕ぎの途中のキジウチも厄介ですね。特に密藪ではスペースの確保が問題になります。それほど密藪でなくても茅や笹の葉、灌木の小枝で尻が傷だらけになる、蚊やアブに微妙な所を刺される等々それなりに面倒です。
こういうのは藪漕ぎでなくても、近くにトイレが無い登山道で催した時も同じですね。人目に付かないキジ場を探すのに藪に入ることもありますから。
人目に付かないキジ場とは真逆の話になりますが、登山道でお尻を目撃したことがあります。登山道を軽快に下ってきてカーブを曲がったら、目に飛び込んでくる白くて丸いお尻。これはアカンと少し戻り、2、3分待って再び下ると、身支度を整えた妙齢のオバ様が「だって、我慢できなかったんですもの〜(*^_^*)」とハニカンでおられました。
まあ、状況は理解できます。藪に入るのが嫌なのも分かります。でも、せめて何かの物陰で出来ないものかと思うのであります。そもそもキジウチの語源は、用足しの際に藪とか草むらにしゃがみ込むのが、雉狩りの動作に似ている所から来ているわけで、そういう配慮はお願いしたいものです。
お尻つながりで、もう一つ。山岳会に属していた頃のリーダがユニークな人物でした。ある年の雪山合宿で、テントを撤収していると、キジウチに行ってたリーダーが戻ってきて、お尻が見えたので暫くしたら確認しに行くと言う。なんでかと聞いたら「そりゃおめ〜、男だったら損するじゃね〜か」だそうです。
またある時の合宿の帰り、空いている夜行列車で各自ボックスシートを陣取って寝ていました。かのリーダーはトイレの横のボックスで寝ていたのですが、女性客がトイレに来た時におもむろに起き上がり、寝ぼけまなこで「おっ、ショ〇ベンか?」などとのたまい顰蹙を買っていました。
だんだん話がおかしな方向に泳ぎ始めたので、この位にしておきますが、最後に前回書き忘れた、岩壁でのキジウチについての技術的(?)補足をしておきます。
言うまでもなく岩壁でのキジウチは危険な行為であり、正しい手順でやらないと不名誉な遭難になる可能性がありますので、下記の手順をお勧めします。
1.可能な限りルートから離れ、セルフビレー用の支点を複数作る。(同じルートを登る他のパーティが不快にならない所まで移動するべきです)
2.必ずメインザイルで支点からのセルフビレーを取る。(こうしないと、ザイルをハーネスから外したときに手から離れると、ルートに戻るときはビレー無しに岩壁を移動するという、恐ろしい事になる可能性があります)この時、支点からハーネスまでのザイルの長さは余裕を持っておく。
3.更にシュリンゲや細引きでセルフビレーを取り、邪魔になるカラビナ等のギア類を支点にかける。
(外しておかないと、誤ってハーネスを落とすとギアも一緒に失うことになります)
4.メインザイルをハーネスから外し、ブーリンノット等で体に直接結びつける。
(2.でザイルの長さに余裕を取るのは、この為です)
5.ハーネスを脱いで支点に掛け、事に及ぶ。終わったら逆の手順を踏んでルートに戻る。
さあ、これでアナタも岩壁キジウチのマスターです。どこでも心置きなく事に及んでください!ってか、誰もやらないですよねぇ、こんな事は・・・
こんにちは。
この手の話題にめっぽう詳しい、ある女流登山家の日記を読んで感心したことがありました。「お花摘み」という、のどかで優雅な形容動詞です。たぶん、出るのは同じものなのでしょうが。
モーレツな根曲がり竹の中での行為には、かなりの熟練技術が要求されます。わたしの得意分野ですが「秘術」なので、詳細はここでは差し控えたいと思います。 失礼。
maasuke1さん、こんにちは。
この手の話ができる女性登山家は一流ですね。
カワイイ〜とかオッシャレ〜なんて言ってるうちは、まだ雑魚です。
根曲がり竹の密藪は歩くだけでも苦労なのに、そこでのキジウチは高等テクニックが必要なのはよく分かります。
是非とも「秘術」をご伝授いただきたいので、日記にでも書いていただけるようお願いいたします。
guchi999さん、こんばんは。
人間だから、山行中にウ○コがしたくなっても不思議ではないですし、そもそもそれを我慢するのは身体に良くないことです。
私は、駅などで出発前にウ○コを済ますようにしていますが、山行中(主に前半)にしたくなることがよくあります。そういう場合は、やむなく登山道から外れた人目につかないところでキジウチをします。近くにトイレがない山域では、しかたないと思います。
こういうことを言ってはいけないかもしれませんが、汚いトイレでするよりも、自然の中でする方がずっと快適だと思います。
今年の春、市道山から笹平に下山中、10人以上のおば様たちがお花摘みをしているところに出くわしました。これにはさすがにまいりました。
この話題について日記を書かれたguchi999さん、素晴らしいです。天晴れ!です。
それではまた😊
fgacktyさん、こんにちは。
そうなんです。生理現象だから仕方ないんですよね。
私もトイレのある所は極力、それを使うようにしていますが、
腹が冷えたりすると、そこまで我慢できないことがよく在るのです。
百名山等のオーバーユースにおけるし尿問題は分かるけど、止むを得ない面もあると思います。
10人以上のお花摘みは壮観ですね。
とは言え、それを眺めているのは色々と問題があるでしょうね。
こんばんは〜。前回のバットレス超人技といい・・・Guchiさんやっぱスゴイわぁ♡
こんなにテクニカルなキジ撃ち講座、他で聞くことできないですもん。
先ほど、二度美味しい日記でお見掛けしまして、こちらにお邪魔しましたが、いやぁ、やっぱいいですねぇ♪
これからも期待しておりますっ^^
Haru_michikusaさん、こんにちは。
凄いと言うか、何と言うか・・・まあ、アホなんですね。
これからもと期待されても、それほどネタが豊富じゃないから月に1、2回しか書けないし、内容的にも面白いのは、そうそう無いから気長にお付き合いください。
こんばんは〜、今日も酔ってるHaruでございます。
いやいやいや〜、なかなかどうして。
ハイスキルなアホネタ(失礼
ワタシは「アホだけどスキル無しが自慢!」なので(笑)。
さらに月1,2回って。
凄い頻度じゃないですかぁ〜♪
月1なんて、上司に月報せっつかれて、「はぁ〜?この間出したばっかりだけど?・・・この間って先月だった(凹)」レベルですものぉ(笑)。
世間の月1=ワタシの週1(もしかしたらもっと短期間)、デス^^;
だってオバちゃんだもん♡
ところでguchiさんのアバター、いいですねぇ♡
こういうテイスト大好きです☆織っちゃおうかなぁ〜(ダンボール箱で。笑)。
Haru_michikusaさん、こんにちは。
会社の報告書は提出期日が決まっているから苦痛ですよね。
趣味の世界であるSNSやブログは書いても書かなくても良いから気楽ですね。
まあ、私なんざボケ防止の意味を含めて、こんな日記を書いている訳でして、文章を書くために昔の事を思い出したり、調べたりする事で何らかの効果があるのではないかと期待しているのです。
それで、ノルマとして月に1、2回としていますが、文才が乏しく苦戦している、というのが正直な所です。
アバターというかプロフィール写真はココペリといって、アメリカ先住民ホピ族の精霊の一つです。笛を吹くキリギリスがモチーフで色々な意味合いがあるようですが、画ずらがお気楽に生きているのを表わしているようにも見えるので使っています。
ぐち先生!
続編う○こネタにまたもまんまと釣られたウシ女でございます!
大阪人の会話ではちょっと長く席をはずすと、戻ってきた時に
ほぼ確実に「う○こしてたん?」と声を掛けられますので、
「ションベン?」なんて、まことに微笑ましい可憐さでございます
岩壁キジ撃ちの詳細手順をありがとうございます!
勉強になります!
そしてひとつだけ質問です!
確保では相方の動作から目を離してはいけないと教わりましたが、
「見たかねーよバーカ!」とおっしゃったビレイヤーさんは
宣言どおり見ないで、手のアタリでアワセる確保をされてたんでしょーか。
名人ですね〜
クニさん、
大阪人の「ウ〇コしてたん?」は定番ですね。
私はヘンタイなので、可愛い若い娘のこのセリフを聞くとグッときてしまいます。
確保では相方の動作から目を離さないのは基本ですが、
風雪の酷い冬の壁とか、オーバーハングやカンテを越えて相方が見えない事はよくありますね。
それで手のアタリで確保をするのですが、その為には赤城大沼や榛名湖のワカサギの穴釣りでアワセのトレーニングが有効です。
マジレスすると、相方が見えない時はザイルの動きで相方の動作を想像/予測するのですね。
ある程度の経験がある人だと、登り方を見て1、2回ザイルを組めば、そのあたりの感覚は分かるものです。
逆に初めての人と組む場合はザイルは張り気味になってしまいますね。
だからガイド登山などでは、登ったというより引き上げられた、という感じになってしまう事があるそうです。
こんばんは〜
大笑いしました
学生時代・・・女子大生よ
1泊2泊だと、大はみなさんお腹に持ったままお持ち帰りです
絶対お腹苦しいですよ。
同期で、春合宿(1週間程度)そのまま実家まで持ち帰った奴がいます。ある意味怖いです
あの時代、夜のお花摘みは、小屋のトイレのが怖かったりしたので、
数人でヘッデン持って、ちょいとテン場の脇に行ってました。
今じゃ怒られそうですね
jikyoonさん、こんにちは。
若い頃は私も便秘気味で、2、3日の山行では出さないで帰って来る事もありました。
しかし、1週間は凄いですね。
女性は便秘気味の人が多いそうですが、1週間くらいとなると医者の助けも考え始める
と、うちのカミさんも言ってました。
小屋やテン場のトイレが怖かったというのは分かります。
暗闇にポッカリとあいた穴、凄い臭い。
そこにヘッデンやポケットの中身を落としそうだったり、ヘタすると足がハマって転倒なんてのもありますからね〜。
guchiさん、こんにちは!
これ、続編でもレベル維持してると思いますよ!
人間、INとOUTは等しく重要なものですから、ネタは尽きないですよね!
登山道のキジ打ち、guchiさんとは逆の経験をしたことがあります。
まだ三十前後の頃、一人で奥多摩にハイキングに行ったんですが、少し先を下っていた二十歳ぐらいの女性が急に立ち止って、悲壮な顔で私を見上げました!
どうしたのか尋ねたら、横を向いて下を指さします。見ると・・・、登山道のど真ん中で、初老のオッサンがもろにキジ打ち中。
待っている訳にもいかないので、女性に「構わず行きましょう!」とキジ打ちの横をドカドカ通ってから、「場所を選んで下さいよ!」と振り返らずに大声で一言。
女性は・・・一言、「心臓が止まりそうでした!」と 。
イーグルさん、こんにちは。
ウ〇コネタと下ネタは尽きないですよね。
まあ、子供はウ〇コという言葉が好きだから、私はそのレベルなのでしょうね。
切迫しているとは言え、登山道の真ん中は勘弁してほしいですね。
ご存知のように私は廃道とかをうろつく事が多いのですが、メジャーな登山道からマイナーな踏み跡に入った所がキジ場になっているケースがありますね。
した人は、そんな所を歩く人は居ないと思ったのでしょうけど、踏み跡があるという事は歩く人もいるという事に気が付いて欲しいものです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する