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しかし、初めて訪れた2年前には、観光らしいことも少々してみました。
そこでふと思い出したのが、ヘタをすれば登山道の階段、さらにはガレ場やクサリ場などよりも遥かにオソロシイ階段のこと (笑)。
仏教国ミャンマーでは、緑の中の至るところに黄金の仏塔が見え隠れし、人々の尊崇を集めています。そこは通常登ることが出来ないのは言うまでもなく、周囲をめぐるときにも裸足にならなければなりません。
しかし中には、途中まで登ることが出来るのを「売り」にしている仏塔もあります。ヤンゴンから列車やバスで2時間弱のところにある古都バゴーの「マハーゼディー仏塔」もその一つです。
バゴー駅で半日雇ったバイクタクシー氏が非常に懇切丁寧に観光ガイドもやってくれ、当初訪れるつもりはなかった(一応『地球の歩き方』には載っているものの名所度が低い)この仏塔も回ってくれたのですが、いやはや、実際に仏塔に登ってみたところ、ハッキリ言ってヤバ過ぎたために、この街の観光スポットの中でも最も強烈な印象に残りました (最大の名所・寝釈迦仏も素晴らしかったのですが)。
スタスタと階段を登って行くバイクタクシー氏について行こうとすると……何という急すぎる階段! 下を見下ろすと余りの高度感にヒザがガクガク! 手すりにつかまり続けていないと、ふらついた足下からそのまま真っ逆さまに転落しそうで、これなら登山道の急な階段やクサリ場の方が全然マシ……。
さらにバイクタクシー氏は「仏塔の上を一周しよう!」と誘いましたが、途中に手すりはなく、足場もメッチャ狭く……しかも炎天下で焼けるような仏塔を裸足で登っているわけですから、呆気なくパス……。スタスタとスパイダーマンのように動き回るバイクタクシー氏に腰抜けと笑われてしまいました。
ええ、そんな私は、丹沢の塔ノ岳と日高のあいだの鞍部の階段を尻セードで下る腰抜けです (^^;)。
でも、仏塔の上から眺める、街が完全に緑に埋もれている風景は圧巻でした……。
というわけで、もしミャンマーのヤンゴンを訪れるついでにバゴー観光をする余裕がおありの方には、自分の高所恐怖症度を試すという点でもこの仏塔はオススメです。但し女性は登ることができません。悪しからず……。
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