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「登山は重厚な登山靴でなければならない!」といった神話を盲信する自称玄人の古株ハイカーさんには怒られそうだが。時代は変わった
トレランシューズにしては高額な部類、スポルティバの(武士道)なるレーシングモデルを去年購入した。大事に大事に使っていたがしつこく毎週に連れていくものだから弱り続け、一年待たず退役の危機にある。【それにしても早すぎやしないか( 一一)】
購入にあたってはいろいろと調べ、考えてみた。まずデメリットから。
激しく反対しているヒトらの意見↓
1 ハイカットじゃないので足首を痛める
2 ハイカットじゃないので小石の侵入が頻繁に起こる
3 ハイカットじゃないので山ビルの攻撃を防げない
4 靴底が柔らかいので重い荷物を持った時に耐えられない、疲れやすい
5 防寒性に乏しい
6 防水性に乏しい
7 構造的にもともと登山用に作られていない
等々。
お勧めしているヒトらの意見↓
1 登山靴よりグリップが強い
2 登山靴より軽い
3 登山靴より安い
4 つま先も踵もしっかりした作りなのでそうそう捻挫しない
等々
もともと登山靴よりもある意味、過酷な環境で使用されることを前提としたトレランシューズなんだから登山で夏道を歩く程度で使用するなら問題ないのではないか?というのが発想の原点だった。
様々な意見はあるがとにかく使ってみないことには分からない。靴を物色しにアウトドアショップに行ってみた。
何足か履いてみたがよく分からない。
サロモンのナントカてモデルが一番しっくりきていたけど【武士道】という素敵なネーミングと攻撃的なデザインに完全にイカれてしまった。CDのジャケット買いかよ。
よく「デザインやメーカーではなく、自分の足に合った登山靴を買いましょう」などという記事を見かけるけど、ショップで数足・数分履いただけでいったい何が分かるというのか?
5足履いてみてそのうち2足は(合わないなー)は分かる。では残り3足でどれが合うか?そんなものは思考回路単純にできているワタクシには分かりはしない。困ったことにどれも大丈夫な気がするし、どれもダメなような気もする。結局デザインや名前で選ぶより他ない。
山で使ってみて例え(自分に合っていない・又は不具合がある)と感じたとしても、数回使ってるうちに気にならなくなるというもの。冬靴もそうだったし、武士道もまさにそんな感じだった。
まずデメリットを検証
1→○ (ハイカットが足首を防護し、捻挫しにくい)というのは医学的にもスポーツ学的にも証明されてなく、バスケットシューズもミドルカット・ハイカットはほぼ淘汰されている。イマドキNBAの選手もほとんど履いていない。ということなのでこれは論外。
2→△ 小石?入れば脱いで取ればイイ。トレランシューズは脱着もタヤスイ。と思っていたがやはり靴を脱ぐのはまぁまぁメンドクサイ。ゲイターでも付ければOK?
3→○ ヒル・・そんなにいないでしょう
4→○ 重装備で数泊するけど特別疲れるとは思わない。山渓にも100㎏歩荷を生業としている人の意見がしっかりと載っている。「硬い靴底の靴?履かない、重いから。仕事は軽い靴でします」との事。しかしながらこれは個人差がある。ワタクシにとって○なだけ
5→○ 冬は履かないのでカンケーない
6→× これは致命的。水に対する防御力ゼロ。まぁもともとトレランシューズてのは防水ではなく濡れることを前提とした、水抜き・乾きを重視しているようで。けどそんなにすぐには乾かない(苦笑)
晴れた日は問題ないが雨の日は非常に不快。晴れてても早立ちなら朝露に濡れる。どうするか? ガマンするしかない
7→? 意味がよく分からない。防水性のことを言っているのか耐久性のことを言っているのか
ではメリットはどうか
まぁ、そのまんま。グリップ強いし本当に軽いしヘナヘナに見えるが剛性はある。
結論
[濡れに弱い]ことさえ覚悟していればトレランシューズは登山靴よりある意味優秀。けどすり減り早いので即買い替えは覚悟しよう。
特に下りにおいてのグリップの強さや靴自体の軽さは何物にも替え難い。軽さという意味合いで言えば男性よりも女性にピッタリなのかも。岩稜地帯も角に乗り上げたらツルッと滑るビブラムの硬い靴底よりも、吸盤のように吸い付く柔らかい靴底のトレランシューズのほうが安心だ(少なくともワタクシには)
ワタクシにとって、デメリットよりメリットのほうがだいぶ上回るのでトレランシューズを駆使している。次もトレランシューズを買うんだろう。
追記
・耐久性は驚くほど無い、チリ紙(爆)里山歩きとかでは出撃させない方がいいカモ。
・当然冬はダメよー。蹴れないから。
そうですね、トレランシューズで問題無いのでは。
昔は20キロ、30キロの重い荷物を背負って岩がゴロゴロの道を歩いていたので重登山靴が必要だったと思います。
また冬靴と兼用していたり岩を登ったりしていたので重登山靴が登山靴のイメージだったと思います。
しかしながら、昔でも日帰りや荷物が重くても夏山の一般道を縦走する場合ジョギングシューズを利用していた人もいますし私も使っていたことがあります。捻挫の問題はありますが逆に動きが軽快になりスピードアップにつながりました。
すべての装備が軽くなった今、軽い荷物を背負ってならトレランシューズで十分だと思います。雨の日は確かにビチョビチョになりますが気温が高い季節なら大丈夫でしょう。
ありがとうございます、Mt_Micchan様。
そうですね、今は(全般的)に道具が軽量化されていますから昔とは事情が違うのかも知れませんね。
確かに20kgオーバーになると脚がイカレてしまいそうですが、15kg程度なら「耐えられる!」と思いました。
本当、水だけは・・ ガマンするしかないですね(^_^;)
はじめまして。ちぃたろと申します。
kazamaさんのご意見に、完全同意です。
昨日、初めてトレランシューズで山歩きをしましたが、楽すぎてびっくりしました。
軽いし、グリップ効くし、足首を使ってやわらかく接地できる感じで、膝にも優しい気がしました。
軽すぎて、調子に乗って下りで走りたくなっちゃうのが難点か…というくらい。
技術がないのに走るのは危ないですもんね。
(当方、雨が降りそうな日は山に行かないので、防水性がなくても問題なし。)
捻挫うんぬんは科学的根拠もなく、山道具屋の宗教みたいなものですし。
軽い靴の方が疲れないから、疲れから来る怪我は防げるのではないかと。
靴の名前買いにも、こっそり同意。
私もほぼ名前買いです。(マウンテンマゾヒスト)
武士道、カッコいいですね!
chi-taroさん、同意ありがとうございます(^^)/
おっしゃるとおり、捻挫うんぬんはそう思いますよね。ただ、小石侵入、くるぶし防護等にに関しては負けますけど。
それを差し引いてもグリップ力、軽さでトレランシューズを選んでしまします。
そしてもう一つうれしいのが『名前買い』への同意(笑)
マウンテンマゾヒストですか、強そうでカッコいいですね
sin-kazamaさん 初めまして
そうですね、おっしゃるとおりにトレランシューズ
は中々使い勝手がいいものです
私も通常はトレランシューズです
(アプローチシューズとして使っています)
ただ状況におおじて登山靴も使い分けています
通常のハイキング、岩登りなどのアプローチ
トレランシューズ
無雪期の荷物のある登山また縦走
中級山岳で使える靴
(軽アイゼン取り付け可能な靴)
雪山
重登山靴 12本アイゼン取り付け
沢の場合はトレランシューズですね
私のトレランシューズは完全防水なので
沢に使っても大丈夫です
言われるように女性には軽い山ならこちらの方が
いいのかもと思います
沢対応・完全防水のトレランシューズがあるのですね、Karankurunさん。この夏はワタクシも沢をやっていきたいので耳寄りな情報です。
ソレちょっと調べてみます。たぶん即買いするかもです(^^)
初めまして。
僕の場合ですが、無雪期は、ほぼトレランシューズです
あの軽さとグリップ力を経験するともう登山靴は履く気になれません。
①→ 足首を痛めた事わ有りません。
②→ 小石は入りますが長距離の場合はゲイタ ーを付けて歩きます、多少蒸れます。
③→ ヒルの居る山を歩いたことが無いので
わかりません。
④→ インソールを付けるので25Kgの荷物で も大丈夫でした。
⑤→ 冬用も有るらしいです。
⑥→ 濡れ対策は、靴下の替えを数足持って行 き、乾いたタオルで靴とインソールを挟 んで踏みつけると靴下の中はほぼ乾きま す、乾いた靴下に替えれば大丈夫です
むしろ登山靴の方が乾きにくいです。
⑦→ 意味がわかりません。
デメリット
耐久性が無い
富士山等のザレ場の下りで滑り易い
僕は 断然 YES です。
25kgでも大丈夫でしたか、ゴツイですねhigaerisazenさん。
タオルで乾かせばいいのですね、勉強になります(^_^)
耐久性はどうしようもないですよね。ニューバランスだとかの比較的価格の抑えられたので買い換え続けるだとかいろいろ考え中です
はじめまして、sin-kazamaさん。
私は、防水機能やソールにプレートが入っているモントレールのトランスアルプスアウトドライを買いました。ローカットの登山靴を買うよりトレランシューズのほうが柔らかいし、なにより足首が自由に動くのがいいと思います。踏み固められたトレイルを歩くならこのほうがいいと思いました。
コメントありがとうございますshi9056さん^ ^
ワタクシも防水のスポルティバに変えましたよ。なかなか防水してくれます。
山渓にも重い靴で歩く必要はないと書いてますしね。100キロ歩荷する人も軽い靴しか履かないみたいなのが載ってました。
最近は無雪期はスニーカーでも何でも良いんじゃないかとも思ってしまいますね。
ハイカットじゃないと安心できないと思う人はハイカット履けば良いし人それぞれなのかな、とも^^;
トランスアルプスアウトドライ、カッコよさそうですね
マイページ開いたら載っていましたので、時期外れですが一言。目に入るかどうか?ですが。
私は、今、下界でトレラン仕様の靴を馴らし中です。私も同じような経過を経て、大分前から使っています。無雪期だけですが。前の物はチョット足になじまないので、最近新しいのを買いました。
選んだ基準は、名前などでなく履いてみてしっくりしたからです。っていうより50%引きだったので(-_-;) メイドインベトナムでした。今は平場だけですが、山でも期待持てそうです。
多くの方が使用しているので心強いです(^^)/
コメントありがとうございます。
メッセージ頂くとすぐに分かる仕様ですね、山レコ。
しっくりくるサイズの50%引きはむしゃぶりつきますね、なんと運の良い。
欧州ブランドもほとんど中国やらベトナム製が多いみたいですね、昨今。
カナダ製のアークテリクス商品なんかはド高いカテゴリー以外見たことないですし。
平場以外、山でもしっくりくると良いですね^ ^
自分もブシドー歴1.5年です。月100㌔のランニングにも併用しても未だ壊れませんしソールも大丈夫です。とても長持ちします。標高差大30㌔クラスの日帰りロングハイクの時等とても重宝します。濡れた岩場等はスリッピーなのと時々高所岩場でくるぶしを岩にぶつけちゃったりしますが。引き換えに軽さ軽快さスピードを授けてくれますね。足もムレませんし。最高でもう手放せません。冬はネパールを履きますが夏用のトランゴキューブの出番が確実になくなってますwさすがにインソールはそろそろ交換時期カモです
ネパールにトランゴキューブですか、スゴイ
かなり本格的ですね
ワタクシの武士道はもう引退となってしまいました( ; ; )
今はスポルティバの防水トレランシューズを履いていますが(←愛着ないのでシリーズ名すら答えられない)、全然ドキドキワクワクしません。スペックは高いのですがデザインがウンコで。
見てるだけでもウットリできる武士道がやはりいいですねー。
履きつぶしたら2代目ブシドーにします^ ^
sin-kazamaさん、こんにちは。
ネットのお勧め検索でたまたまこの日記を見かけました。
私もモントレイルのマウンテンマズヒスト(MIDカット)というトレランシューズをずっと愛用してました。
劔もジャンダルムもそれで歩いて、この靴には絶対的な安心感がありました。
さすがにくたびれて今は無雪期なら何でも良いかと安いトレッキングシューズを買いましたが、やっぱりモントレイルにしときゃ良かったと後悔しています。
体力や筋力、コースの状況や背負う荷物で求められるものは変わると思いますが、しっかり歩ける人ならトレランシューズはお勧めですね。
こんにちわ、kotokekeさん。
ブログも拝見しました、教科書のように分かりやすく驚いてしまいました。
マウンテンマゾヒストはかなり優秀みたいですね、一度履いてみたいものです。
剱もジャンも踏破されたのですね、スゴイ。今のトレッキングシューズからいいトレランシューズに履き替えた時、さらにレベルアップしてるのかも知れませんね^ ^
はじめまして、
私は靴が合わずに悩んでましてどういったスタイルの靴を再購入しようかと考えてます。軽くて履きやすいだろうと言う想像でトレランシューズも考えていたので日記とても参考になりました。
はじめまして、upswingさん。
ワタクシなぞの意見など参考にせずとも十分高いレベルで山をやってらっしゃるように見受けられますが^^;
登山靴。こればっかりは他人様に自分の意見を押し付けるわけにはいかないですが、少なくとも自分に合ってると思ったので日記にしてみました。
トレランシューズは足に合っていなくても柔らかいので「そのうち靴の方が馴染む!」という、これまた他人様に押し付けられたものではない自論でムリヤリ自分を納得させています
秋はトレランシューズです
靴履いてるとマメができるのでサンダルがラクで良いです
夏に登山靴を低山で履いてる人たちは疲れるだろうなと思います
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