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対応している令和2(西暦2020)年11月1日以降の山行記録をざっと見てみたところ、私が自分で算出し、山行タイトル上に表記しているコース定数からさほどずれてはいない。
令和3(西暦2021)年5月8日に山梨県都留市の山々を巡り歩いた時の「体力度」が「9」となっているところ、私の自前の計算ではコース定数76.8で「体力度」は「8」となるが、この微妙な違いはGPSにおける高度、歩行距離の若干の誤差によるものだろう。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3162885.html
できれば、「体力度」よりもコース定数の表示の方が望ましいが、そこまで細かく出すのは難しいのだろう。そのため、自前のコース定数算出、表記は継続することとする。
画像1:自前のコース定数算出フォーム
時間はコースタイムではなく実測値を入れ、コースタイム比較可能区間における実測値のコースタイム比を全区間に適用して全体のコースタイムを導出し、その上でコース定数を算出する。(実測値から算出すると、コースタイムより速く歩いた場合にコース定数が過少に出るので、コースタイム比からの掛け戻しが必要となる。)
画像2:上記紹介した都留山行時に仰いだ白富士
narodnikiさん、こんにちは
ちょうどヤマレコの体力度の計算方法について考えていたところなので、コメントします。
らくルートで山行計画を作成した場合、らくルートで算出した標準コースタイム、距離、累積標高を使用して、コース定数を計算し、体力度を求めていると思います。
では、山行記録についてはどうしているのか? ヤマレコからの説明はないようですが、私の想像では、距離と累計標高については実測値を使い、時間についてはこれらを使ってらくルートの標準コースタイムと同じ計算方法(ブラックボックスですが)で計算して、この3つからコース定数を計算しているのではないでしょうか。
この推測の一つの根拠としては、歩くペースについて、従来は「「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースの**%の区間で比較)」という書き方でしたが、らくルートベースになってからは「ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。」というだけで、「全コースの**%の区間で比較」という但し書きがなくなりました。
narodnikiさんの鶴島御前山の記録は、最後の数百メートル以外はほぼらくルートのコース通りのようなので、比較してみると、
らくルートでは、
時間:20:33、距離:29.35km、登り:3169m、下り:2832m、コース定数:79.8、体力度:8
narodnikiさんの記録の距離と累計標高の実測値を使い、時間だけらくルートの値を使ってコース定数を計算すると、
時間:20:33、距離:31.18m、登り:3305m、下り:2925m、コース定数:81.1、体力度:9
距離と累計標高の実測値を使ってコースタイムを計算すると時間はこれより長くなるので、実際のコース定数はさらに大きな値になって、したがって体力度は9ということになっているのではないかと思います。実測の山行時間が10:22で、らくルートの20:33に対して50.4%であり、一方歩くペースは0.4〜0.5となっているのは、この想定と矛盾しないと思います。
詳細に検証していただきありがとうございます。
らくルートで全コースのコースタイムが出ればいちいち計算しなくてもよいのですが、望むべくもない話なので、若干の誤差は許容しないといけないなと思っているところです。
「全コース」というのが何を指して仰っているのか、今一つ分かりませんが、私の推定では山行記録については全てについて、GPSデータの距離と標高値を使用してらくルート方式での標準コースタイムを計算しており、それを使ってコース定数を計算しているのだと思います。最終的に表に出すのは体力度だけですが。
山行計画については、らくルートを使って作成したものについてのみ、体力度が表示されるようです。
コースが複数ある山などでは、未対応のコース・区間もしばしば見受けられます。そういう箇所もらくルート対応すると良いなあという趣旨で「全コース」と書いていました。
仰った意味が分かりました。たしかに、ルートの距離、累積標高、標準コースタイム、体力度の4種類の数値がすべて出力されるのは、ヤマレコ側で作成・登録したルート(らくルートの自動入力で作成できるルート)に制限されています。ユーザーが考えるあらゆるルートについて、ヤマレコが作成・登録するというのはもちろん不可能ですね。
しかし、ルートの距離と累積標高については、すべてのルートについて(らくルートの手動入力、ヤマプラ、外部で作成したGPSログを登録した場合のいずれも)計算してくれます。したがって、距離・累積標高と標準コースタイムの関係式が分かれば、自分で任意のルートについて標準コースタイムが計算でき、コース定数と体力度も計算できます。
私がいくつかの例で検討した結果では、ヤマレコの距離・累積標高と標準コースタイムの関係式は基本的には簡単なネイスミスの式のようです。ただし、私の計算結果とヤマレコの数値を比べると数%のばらつきが出て、その原因はまだ分かっていません。
なお、累積標高の計算結果は、計算のアルゴリズムの他に、標高データのサンプリング間隔にも大きく影響されます。この点について、ヤマレコが作成・登録するルート(どのくらい標準化がなされているか分かりませんが)に近い形でルート作成しなければ、らくルート形式の標準コースタイムとはならないと思います。
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