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黒部第三発電所建設に関わる阿曽原〜仙人谷間の隧道建設のお話(映画・ドラマで有名な「黒部の太陽」は“くろよん”つまり黒部第四発電所と黒部ダムのお話ですが、こちらは仙人谷ダム建設、昭和11年8月から昭和15年11月頃のお話)、大自然の猛威に立ち向かい、300余名の犠牲者を出してもトンネルを貫通させることにとり憑かれた男たちの執念と極限状況における人間の姿が描かれてます。
トンネル建設工事の話というので、興味があまりなかったのですが、読み始めたらグイグイ引き込まれて、一気に読んでしまいました。
今でさえ、黒部は秘境と呼ばれますが、当時の黒部渓谷はまさに人を寄せ付けない秘境。その嶮岨な峡谷に発電所とダムを建設するためにトンネルを掘鑿しようとしたら、なんと岩盤最高温度が165度!水の沸点を遙かに越えてます

そして泡(ホウ)雪崩の恐怖〜
この工事で作られた旧日電歩道・水平歩道を歩いて阿曽原温泉へ行ってみたくなりました。
来週あたり下ノ廊下へ行ってみようかな〜

おはようございます。
吉村昭『高熱隧道』いいですね。
おもしろかった
>読み始めたらグイグイ引き込まれて、一気に読んでしまいました。
まったく同感です
サスペンスやミステリーなど軽いものを電車の中よくよく読みます。
でも、たまにはじっくり書かれたものを読みたくなります。
その点、資料を駆使した吉村昭の小説は重みがありますね。
最近も『戦艦武蔵』や『硫黄島に死す』などを読みました。
katatumuriさん、
吉村昭さん作品を初めて読んだのですが、その筆力に驚かされました!
今度、『戦艦武蔵』や『硫黄島に死す』を読んでみますね
私もこの夏、ヤマレコでsowakaさんが書かれたのを見て
読みました。
くろよんダムより下は歩いたことが無いですが
先人達の努力・犠牲のもとに
これらの発電所ができたのかと、
改めて感じました。
私にはちょっと行けそうにない場所ですね。
今は他の吉村昭さんの本を読んでいます。
sakusakuさん、
コメントありがとうございます!
吉村昭さんの他の本でお奨めがあれば、是非教えてください!
daizさん、こんにちは。
今度是非関電の見学会に参加してください。
私は業界団体の見学会でしたが、年に数回一般公開もしているはずです。
通常の観光だと欅平までしか行けませんが、見学会に参加すると、欅平少し先から巨大なエレベーターに乗って欅平上駅に行きます。
そこから一回り小さいトロッコで、阿曽原を通って第4発電所まで行くことができます。
コースによっては扇沢から入る場合もあるそうです。
阿曽原は今でも熱いです
説明員の熱い話も聞くことができます。
是非!
P.S. それから「羆嵐」もどうぞ。
北海道に行けなくなると思いますが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%AF%9B%E5%88%A5%E7%BE%86%E4%BA%8B%E4%BB%B6
MATSUさん、
関電の見学会の情報ありがとうございます!
↓これですかね?
http://www.kepco.co.jp/info/hokuriku/koubo/
残念、今年は既に締切られてるようですね〜
来年応募してみます
エレベーターにトロッコ乗ってみたい
「羆嵐」、怖そうなお話ですね・・・・
まだ、北海道はいろいろ行きたい場所があるのに
「羆嵐」も引き込まれました。
実話なので、昔の開拓民の生活というものも含めて
かなり強烈な本でした。
今読んでいるのは「東京の戦争」という200ページ程の
自身の戦時下の少年時代の記憶を綴った本です。
「漂流」も実話で500ページ以上の長編ですが
丁寧に書きこまれていて
読みだすと止まりませんでした。
こんばんは
またまたレスさせてもらいます。
みなさん吉村昭を読んでおられるのですね
sakusakuさんが紹介されていた「漂流」も無人島に流れ着いた漁民の苦闘に引き込まれました
これを読むと最近見た映画「東京島」はなんて時間の無駄だったかを痛感させられました
daizさん、はじめまして。marcyと申します。
吉村昭ですか・・・
シャープな文章で面白いですよね・・・
オイラのオススメは「破獄」かな。
なんと、実話らしいです・・・
ご一読を・・・
高熱トンネルを含む全行程を以前機会があり、たどった事があります。黒部川周辺は山も凄いけどそこに築いた人の施設も凄い。ほとんど地面の中なので多くの人には知られていませんが、重機もろくに無かった時代に本当すごい事だと思います。
冬の黒部など、限られた登攀者しか寄り付かけない秘境ですが、そんな絶壁の上に、関電の従業員用宿舎があって、湯量豊富な温泉がありました。「激戦地で温泉」の気分で、頭おかしくなりそうでした。
何かの機会にぜひご覧ください。
sakusakuさん、
ありがとうございます。
吉村昭さんの作品、いろいろ読まれているのですね。
「羆嵐」「漂流」「東京の戦争」読んでみます!
katatumuriさん、
ありがとうございます。
「漂流」読んでみます!
marcyさん、
ありがとうございます。
実話なんですかぁ!
「破獄」読んでみます。
yoneyamaさん、
全行程をあるかれたんですか!凄い!
今度の週末に下ノ廊下へ行って来ようと思っています。
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