![]() |
![]() |
山歩きを始めた当初、「登山には速乾性インナーが重要」という情報から、モンベルのジオラインLWの長袖Tシャツを購入して着ていました。さすがに評判なだけあって、汗をかいても乾きも早く、安い化繊シャツに有りがちな汗が乾いた時の臭いも気になりません。安くはないですが評判通りのコスパ良い優秀な製品だと思います。
ただ、暑がりで汗かきの自分には、暑いのです。山でよく見かけるように、ジオライン長袖Tの上に適当な化繊の半袖Tシャツやポロシャツを着て歩くと、真夏はもちろん、気温15度を超えるくらいから汗だくになってしまいます。吸汗・乾燥が追い付かなくなり、さすがのジオラインも汗で濡れます。濡れても汗冷えを感じにくいのはさすがなのですが。
歩くペースが速すぎるのか?とゆっくり歩くことを意識しても、ザックが触れる背中はビチャビチャ。これ以上ペースを落とすのはいくらなんでも遅すぎる気がして、自分が暑がりで汗かきなのだということを思い知るところとなりました。
熱さ対策として、半袖Tシャツ1枚で歩きたいところなのですが、意外に(笑)肌がデリケートで日焼けと虫刺されに弱いため、最近は半袖にアームカバーを併用するスタイルが自分の標準になっています。
そうなると、せっかく購入したジオラインの出番はあまり無いのです。汗冷えの少ないその性能を知ってしまうと、半袖のジオラインTシャツ1枚で歩きたくなりますが、黒色を買ったとしても下着感が強くてオヤジの自分でも少し抵抗があります。そこで、1枚でアウターとして着ることができる、評判のいいパタゴニア製品を試してみることにしました。化繊の速乾Tシャツは、今時それこそ数百円から売っています。定価だとその10倍ほどするキャプリーンとはどのようなものでしょう?
まず、宅配で届いた時に荷物の小ささに驚きました。小さな、何も入っていないような薄くて軽い小さな紙袋というか紙封筒。開封すると、透明の袋に小さく薄くたたまれたTシャツが入っています。ジオラインのようにふっくらと嵩がある素材ではなく、ツルっと薄い、シルクのような(というかシルクの服は持ってないが(^^;)そんな感じ。ジオラインは触ると暖かさを感じますが、キャプリーンクール―デイリーはヒヤッと冷たさを感じます。素肌に着た感じも冷んやりするが嫌な感じではありません。もともとベースレイヤーとして売られているモノだけあって、汗冷えも感じにくい印象です(個人的には夏場の汗冷えはむしろ歓迎(笑))。重さが100数グラムしか無い事もあり、着ている感じがありません。薄い素材のため、乳首のラインが浮き出るのは閉口ですが、色柄のおかげでそこまで気になりません。山でザックを背負っていればショルダーベルトがあるので全く気にならないと思います。
最近になって何回か登山で着てみて、敢えて汗を掻くほどペースを上げても、安い化繊Tシャツより明らかに汗濡れが気にならないように感じます。ジオラインと比較してどちらが快適か?これは人によると思います。違いは暖かいかヒヤッとするかなので、暑がりの自分にはキャプリーンが快適。速乾性も文句なし。背中が汗で濡れても、しばらく休憩するうちにいつの間にか乾いています。下山時には汗が気にならないほど乾いていることも多いです。耐久性も評価が高いようです。ジオラインは枝などに引っ掛けるとすぐにほつれが出ますが、キャプリーンは比較的丈夫なようです。
汗臭さの防臭性の評価も高く、着ていても今まで安い化繊Tシャツのような汗臭さを感じたことはありません。今のところ、全部のTシャツを買い替えたくなるほど気に入っています。
パタゴニアのサイズ表記は国産よりもワンサイズ大き目のようで、普段ユニクロ製品はMを購入する自分が山歩き用ならSでほぼピッタリサイズ。もう少し太ったらぴちぴち感、普段着ならザックリ着るMでも許容範囲、というサイズ感です。
キャプリーン・クール・デイリー、暑がりさんにはお勧めです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する