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クロストレーニング(cross training)とは、筋力・心肺機能あるいは持久力・瞬発力などの能力が片寄らないように、自転車、水泳、ウォーキング、ハイキング、登山、筋トレ、ストレッチなど、多種目のスポーツを組み合わせて行うトレーニング方法をいいます。
特定のスポーツを技術の上達のために反復練習を毎日繰り返すと、特定の筋肉や関節が疲弊し、ケガのリスクを増やしてしまいます。他種目のスポーツを週に1〜2日行うと、疲れた筋肉の休息や修復に役立つだけでなく、身体の他の筋肉を鍛えてケガを予防し、故障のリスクを抑えることができます。筋力、体力、スピード、持久力など、全体的な身体能力やパフォーマンスを向上させられるようです。
数あるクロストレーニングのうち、スイミングは、上半身、下半身、体幹のすべてを同時に鍛えられる全身運動です。また、水中運動であるスイミングでは胸や腹部に水圧がかかることで呼吸筋が鍛えられ、心肺機能や持久力が向上します。着地衝撃による体への負担がないため、腰や膝、脚、足にダメージを与えず、故障中でも心肺機能の強化や体力維持といったトレーニングができます。浮力により、リラックス効果も得られます。全身の筋肉をくまなく鍛えられるので、筋肉量が増え、基礎代謝がアップします。筋肉のポンプ機能が高まることで血液循環能力が高まり、全身への酸素供給がスムーズになり、ランニング時に息があがりにくくなります。疲れているときにあえて身体を動かすことで血行を促進し、疲労物質を素早く排出して疲労を回復させるアクティブレスト(積極的休養)にもスイミングはぴったりです。水温は体温よりも低く、水の抵抗を受けるため、自然に負荷が高くなってカロリーを余計に消費できます。スイミングの消費カロリーはウォーキングより多く、ジョギングやランニングと同程度と言われています。
ただ、あえてデメリットを上げると、好きな時間に水泳はできないこと・・・。いわゆるスポーツジムのプールの営業時間に拘束される。ランニングは、好きな時間に、好きなだけ走ることができますが、スイミングそうはいきません。仕事が多忙になると、営業時間に間に合わず、泳げないということが生じます。そこが悩ましいところです。
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