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組み立ててみると、微妙に臭い。シームテープが剥がれてきたので、それが原因かと思ったら、テント中がべとついている。あぁ。加水分解か。グラウンドシートを使わないので底面はリペア跡だらけとはいえ、べとつき以外に問題はないので、捨てるには惜しい・・・。
社会人成りたての頃の2005年、少ない給料の中でやりくりし、やっとの思いで買ったテントです。デビューしたのは白馬の稜線。1晩中、テントが変形し続けるほどの強風にやられ、ポールがへにょへにょになったのも良い思い出です。
なんとか使い続けることができないか、いろいろ調べてみるものの、加水分解したテントの修復には、みなさん頭を悩まされている様子。重曹でポリウレタンコーティングを完全に剥離して、Polon-Tという撥水剤を塗るのがメジャーな方法らしいです。いや待て、いくらすぐに揮発するとはいえ、工業用ガソリンを溶剤にした撥水剤をテントに塗るのはちょっと。しかも、難燃素材になる前の旧ステラリッジテントです。テントごと火だるまにはなりたくない。
そもそも、ポリウレタンコーティングをなくしてしまうと、それはただの布。撥水はともかく、防水膜が別に必要になるのでは。
いろいろ思案した結果、何らかの樹脂、それも、硬化しすぎてバリバリになることのない、ある程度の柔軟性を持ったもので、劣化したポリウレタンコーティングを上からコーティングしてやれば良いのでは。という考えに行きつきました。
検索し続けてやっと見つけた先人は御一人だけ。その後の書き込みが無いので、長期間での効果は未知数です。でも、ステラリッジ4型が駄目になるかならないかなんだ。やってみる価値はありまっせ。
近くのホームセンターで手に入れたのは、リンレイ「ハイテクフローリングコート」。中身はアクリル樹脂とウレタン樹脂のミックス、1リットル入りで2000円程でした。Amazonの方が安いですが、天気の悪い週末を使わない手はない。
洗濯→乾燥→シームテープ(フライと本体で3時間もかかった)→不要なハンカチに染み込ませてフローリングコートを2回塗り(1時間半)→乾燥→小さな穴にパッチ処理
使用したフローリングコートは約250mlでした。とりあえず、加水分解による嫌な臭いとべとつきは無くなり、フローリングコートの柔軟性にも問題はなさそうです。よかった、畳んだ途端にバリバリにならなくて。
果たして、フローリングコートによる修復は吉と出るか、凶と出るか。
何度か使った後、翌シーズンに袋から取り出してみて、はじめて結果が分かるでしょうか。これからも、長く使えるといいなぁ。
<2021年8月になりました>
べと付くこともなく、快適に使用することができています。
ということで、フローリングコートによる修復は今のところ成功ということになりますね。加水分解していてもあきらめることはないのです!
<2023年8月になりました>
2年ぶりに出番がやってきました。
臭いはないものの、床面に若干のべとつきが出てきました。
フローリングコート、秋になって涼しくなってきたら、やり直してみたいと思います。
<2024年6月になりました>
結局、フローリングコートのやり直しはしなかったのですが、べとつく感じなく使うことができました。べとつきは単なる汚れだったのだろうか。
こんにちは。
私は、重曹で剥いだ後、シリコンコーキングをラッカーでかなり薄めて塗りました。
もう4年経ちますが問題無く使えています。
ちょっと濃く塗ってしまったので重くなってしまいましたが、水弾きは全く問題有りません。
>NAO0011Fさん
シリコンコーキングという手もあるんですね。
薄める度合いがどれぐらいか不安になってしまいますが、そこを見極められるのは素晴らしいです!4年経ってもノーメンテで行けるのはとても良い方法ですね!
こんにちはー!
私も床ワックス加工派です。
某カーコーティング屋さんのレポート元にやってみました。
でもイキナリは怖いので本命の4mタープを塗る前に
タープケースのドライバッグでまず実験。肉ワックスの洗剤は無いので
モンベルのベースクリーナーやウォッシュインで代用♪問題なし(安堵)
意外と剥がれずビックリですね。
時間見て大物にトライしてみますー。
>POYON_AKIRAさん
床ワックス派の方が見つかってとても嬉しいです。
自分はダメ元で、ぶっつけ本番で挑戦してしまいました。とりあえず大丈夫そうなのですが、今回塗った床ワックスが劣化してきた時にどうなるか。後日、経過をお知らせしますね。
4mタープでうまく成功することを祈っています!
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