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全国的にある山名で『茶臼』は茶葉を挽くための石臼…これはヨシとして、気になるのは、この山名が付く山の形から、よく石臼を思い浮かべたなぁと。
自宅の近場で言えば、八ヶ岳と美ヶ原にそれぞれ茶臼山がありますが、どちらも麓や登山口から眺めても特には石臼に見えない。
写真は八ヶ岳の茶臼山で、隣りの縞枯山から見るとハッキリ台形の山容。でも石臼を想像するかなぁというのが正直なところ。
美ヶ原のそれに至っては、眺める方向を変えても、「?」という感じ。
那須にも茶臼岳があるし、形からして成り立ちが火山のものが多い感じですが、何れにしても昔の人は想像力が豊かだったのか。
臼を作るための岩が採掘されていたとか、別な理由も考えてみたり。
じゃあ石臼以外に何に見えるの?と昔の皆様に言われると、今ひとつ思いつかないので、今のところの結論は、どちらか一方からでも山頂部分がやや小高く台形状に見えたり、ちょっと上に突き出ているように見える山を、昔の人は『これは茶臼のような山じゃ!』としてしまった・・、ことにしておきます・・。
山の名前は奥が深そうに見えて、意外と単純かも。
atovさん、おはようございます。
自分が登ったことがある茶臼山 or 茶臼岳は、
北八ヶ岳の茶臼山(標高2,384m)
美ヶ原の茶臼山(標高2,006m)
大阪五低山の1座である茶臼山(標高26m)
那須の茶臼岳(標高1,915m)
の4座ですね。
ちなみに、全国にある同名の山ランキングTOP10は以下だそうです。
1位:城山・・・・・298座
2位:丸山・・・・・187座
3位:愛宕山・・・・122座
4位:権現山・・・・90座
5位:大平山・・・・89座
6位:高山・・・・・83座
7位:大森山・・・・65座
8位:烏帽子岳・・・57座
9位:飯盛山・・・・56座
10位:妙見山・・・55座
1位の城山は、城が築かれたという史実に基づくことから、
2位の丸山は、山の形から、
3位の愛宕山は、山岳信仰によるもの、
だそうです。
てっきり、駒ヶ岳や茶臼山が入っているかと思ったら、そんなことはありませんでした。
MonsieurKudoさんのコメント拝見しました!
ベスト10の中で形から来ているのは、丸山、烏帽子、飯盛というところでしょうか。
それぞれ丸っこい山、烏帽子のようなとんがった感じの山、飯を盛ったようなコンモリした山・・・。この中で言うと「丸山」は特に深い意味はなく見たまんまで付けられた感じで、烏帽子や飯盛も一応、現代人でもギリギリ納得できる範囲に入る感じです。
駒ヶ岳は、その地域を代表する特徴ある高い山に付けられている感じなので、必ずしも馬の形に関連づいてはいなくても納得してしまいそうです。。
それらに比べると茶臼山は、形から名づけられていると思われるのに、現代人は山の形と茶臼を結びつけることが難しい、やや飛躍した山名だなと感じます。
大阪の五低山の茶臼山に至っては、形としてそもそも本当に想像できたのか?と突っ込みたくなるような低さですね(笑)。昔は多少は「茶臼」に見えたものが、浸食や沈降で山容が変化してしまったのかもしれませんが。
「山の形」で付けられる名前は、現代人と先人とのイメージの乖離が一番大きいのかもしれませんね。
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