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ところがライムの実がレモンのように大きく黄色くなると木からポトリと芝生に転がり落ちる。それを拾ってライムジュースにするのが私の小さな楽しみだ。
私は好き好んでではないがアラブの国に訪れることが時々ある。アラブの国に行くとライムジュースを頼むのが私の決まりのようになっている。その昔、初めて訪れたエジプト人の家庭で「これがエジプトでよく飲んでいるライムジュースです」と言われて飲んだライムジュースがものすごく美味しかったのがその理由である。
余談であるけれど、アラブの国と中東の国の定義は日本では曖昧だが、アラビア語を話すアラブ人が住む国を「アラブ」というのは正解だと思う。
イスラム教を信じる国がアラブではない。つまり、インドネシアはイスラム教徒(モスレム)の多い国だが当然アラブではない。
また、イランやトルコやイスラエルは中東の国だが当然アラブではない。アラビア語を話していないからだ。
逆に、モロッコとかスーダンとかはアフリカの国々ではあるけれどアラブの国だし中東の国とも言われる場合がある。
そんなアラブの味が上に書いたように私にとってライムジュースである。ライムジュースを飲むだけで異国情緒を味わえる。朝からとてもいい気分になる。
ただし、写真のようにこれくらい大きくなって黄色くなると味はライムというよりレモンに近くなる。やっぱり、ライムは手ごろな大きさの青い色をしたものを絞ったほうがライムジュースらしいと思う。
さらに余談であるけれど、ドバイの7つ星ホテルと言われている”バージ・アル・アラブ”の目の前の”ジュメイラビーチ・ホテル”のプールサイドにあるイタリアンレストランのピザはやたらと美味しい。私は3回ここでマルゲリータや他の美味しいピザを食べたけれどマルゲリータでも素晴らしく美味しい。その時に必ず、「ライムジュース・プリーズ」と言ってライムジュースも頼む。一度、インド人のウエイターが間違ってレモンジュースをもって来たけれど、やっぱり灼熱の暑さの中でピザと一緒に飲むのはライムジュースに限る。
皆さんも、アラブの国に訪問されたら、是非ライムジュースを飲んでみてください。我が家にゲストでいらっしゃれば一年中フレッシュなライムジュースを「お・も・て・な・し」致します

追記:どうも今年は実がよく落ちると思ったらキクイムシがライムの根本あたりに巣食っていました。こりゃマズイ!!!!
どうやら、ライムが危険信号を私に送るために毎朝ライムの実を落としていたようです。(11月10日記す)
すみません。ライムの話じゃありませんが、文章中の「アラブの国と中東の国の定義は日本では曖昧」というのに興味を持ちました。
「モロッコとかスーダンとかはアフリカの国々ではあるけれどアラブの国だし中東の国とも言われる場合が」
二年前のリビア政変(カダフィ追放の時)に全国新聞に「中東混乱−リビアで死者」などという見出しの記事が出ました。私としては違和感あり。リビアは中東じゃないだろ!という気分です。
日本では一般的に「アラブ諸国=中東」になっている。だけどモロッコまで中東なんてどう考えてもおかしいと思うのです。
もともと、世界制覇したイギリスあたりから見た概念なのでしょうが、
・近東(Near East)=トルコあたりというかトルコだけ?
・中東(Mid East)=シリアからエジプト、パキスタンまで
・遠東・極東(Far East)=東南アジアから日本まで。
というくらいじゃないでしょうか。
インドが入っていないのは、大国だから「インドは別」というくらいな(^^)
で、エジプトは昔からヨーロッパ文化圏で、まあ「中東」に入れてもいいけど、リビアから西はイスラム諸国であっても「中東」じゃない。単なる「暗黒大陸」の一部だったんじゃないかと思うのです。
この辺、一度突っ込んで調べたことがあったのですが、BBC(イギリス放送)WEBではやはりエジプトまでは「Mid-East」。その西側は「Africa」でした。
ところでライムですが、私は酒場で「ジンライム」しか飲んだことがありません。柑橘系は好きな私でしたがそれはまるでヘアトニックを飲んでいるような感じでした。
しかし、人によってはキンモクセイの香りを嗅ぐと「トイレの芳香剤の臭いだ」と思う方もいるそうで、そんな人工的な香りになれてしまった現代人の悲しさかもしれません。
オリジナルなライムジュース飲んでみたいです。
pasocomさん、こんにちは。
確かに中東という場合、普通は、「アラブ首長国連邦(UAE)、イエメン、イスラエル、イラク、イラン、エジプト、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノンの諸国、及びパレスチナ自治政府」(ウィキペディアより)ですね。
私たちが子供のころは、トルコも入れて「中近東」という言葉が使われていましたが、「近東」という言葉は今はどこでも使われなていない感じがします。つまりあとで書く「拡大中東」のために中東に組み込まれたんじゃないかと思います。極東はときどき使われる場合がありますが。
外務省のページをたった今見たらエジプトは中東地域にも入っていません。しかしながら、昔ニュースステーション(私は最近は見ていない)によく出ていらした水口さんという人がいらした「中東調査会」のページでは、北アフリカのモロッコやアルジェリアなども入っています。さらには中央アジアの国々も入っていますね。
http://www.meij.or.jp/members/countryinfo.html
これらは「拡大中東」と言われたりします。私の個人的な考えだとモロッコまでの北アフリカは中東に入れてもいいですが、カザフタンとかグルジアとかの中央アジアの国々はイメージにありません。
その意味では私の中東のイメージの方がpasocomさんより広いですが、 広けりゃいいというもんじゃないですが議論されてもいいことだとは思います。
その拡大中東というのは、よく分かりませんが、アメリカの国防省あたりから出た概念かも知れません。違うかも知れません。「拡大中東及び北アフリカ」という表現もあるので非常に曖昧です。その言葉を使うなら北アフリカは北アフリカになってしまいます。
大昔、国会図書館の中に中東関係資料室というような名称の国会図書館ではめずらしい開架式の図書室があって私も少し通っていたときにアラブの概念を得たので「アラブ」に関しては私が上に書いた通りでいいと思いますが、確かに、「中東」というのは私の中でもどこまでが中東なのか正直なところ判然としていない感じがしています。
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