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ヤマレコユーザとしては、やはりこれで山の模型を作ってみたいわけです。別に3Dプリンタを使わなくても、富士山などの有名な山ならそういうオブジェが売られていると思います。でも、もっとマイナーな山、自分だけが好きな山も3Dで作りたい。幸い日本では10mごとの標高点が国土地理院によって公開されています。これを元にすれば、富士山はもちろん、北アルプス山でも高尾山でも大岳山でも、果ては天保山でさえも3D図形として再現可能なはず。そういうわけで、3Dプリンタで山の模型を作ることに挑戦してみました。
3Dプリンタの可能性について、山関係で言えば、古くてもう生産されていないような登山用品の部品を、3Dスキャンして複製できる時代が来るかもしれません。それから遭難者を捜索する時の会議などに、山の模型があればイメージを作りやすいのではないでしょうか。
で、国土地理院のホームページから標高データをダウンロードしてきて3D表示させたのが上の図です。今回は、私が好きな石尾根です。右手前が奥多摩駅で、左奥が雲取山。この表示には数学ソフトのMathematicaを使いました。これを、一般的に3Dプリンタの入稿データとして使われるSTL形式で出力すると……あっさりできました。今は3Dプリンタによる出力サービスがいくつかあるので、そういうところに持ち込めば立体模型が作れるはずです。
ところがそう簡単には行かないようです。Mathematicaで出力されたSTLファイルをバイナリで読んでみると、法線ベクトルデータが空になっています。STLファイルには、3D図形表面を三角形に分割したその頂点座標が格納されているのですが、それと同時に三角形と垂直に交わる方向の単位ベクトルも格納することになっています。三角形の座標があるのだからそんなものは不要だろうと思われるかもしれませんが、これは三角形のどちら側に物体があるのかを示すために必要となります。もしどちら側に物体があるかを確定出来なければ、今回の例で言えば山の模型の上に石膏を流し込んで型を取ったような図形が出力されてしまうかもしれません。
ともかく法線ベクトルが入っていないので、Mathematicaに頼って出力したファイルをプリント屋さんに持ち込んでも、受け付けてくれないかもしれません。やっぱり自分でプログラムを書くしかないかな……。そういうわけで、この日記は続きます。
こんちわ
上高地でアルプスの3D模型を2100円で買いました(^^;
毎晩、眺めてはここから登ろうかとか妄想してます。
確かに、行きたい山の3D作れたらいいでしょうね
ふふふ・・また、嫁に怒られそう・・
でわでわ
>uedayasujiさん
そうなんです。これ、上手くやれば商売になるんじゃないですかねえ。
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