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広いトウボックスが特徴で、同サイズのナイキとアシックスだとワイドモデル(4E)と同じくらいの足入れ感。ただ指先だけでなく母指球子指球ラインの幅もかなり広く、横斜めなステップに足を置いた時に横ズレする感覚が気になりました。タンとシューレースホールの作りが良いのか、前後のズレは感じませんでした。
もう一つの大きな(そして最大の)特徴がドロップレス。まず感じたのは、フラットというよりも踵が薄い、という感覚でした。岩、土、木の根などの感触を直接足に伝える作りで、ヒールから無造作に着地すると腰に響くため、特に下りは自然とフォアフットになりました。おかげで土踏まずの辺りとふくらはぎという、普段あまり疲労を感じない部分の筋肉が張りました。
グリップに関しては既に200km履いているアシックス(ゲルフジトラブーコ)の圧勝。ローンピークが特別滑りやすい訳ではないですが、横ズレと相まって足の置き場に自然と気を使う仕掛け?と考えた方がいいかも。
全体的なプロテクションはゲルフジと比べて低め。試着した時の印象より、履けば履くほど柔らかい靴と感じるようになりましたが、不安なく山に入れる丈夫さはあります。
総合すると良いことがあまり無いようになってしまいましたが、山に入るのに必要十分なプロテクションがありそこそこ軽く、ゼロドロップという特徴を持った靴はたぶんアルトラしかないと思います。また意外とロードが違和感なく走れました。普段の靴とかなり感覚が違うので気分転換やトレーニングになります。(何のトレーニングなんだという話はありますが)
2024.6.30追記
やっぱりこの靴、自分にはロードが最適でした。特にLSD走。ゆっくり走ってもふくらはぎにバンバン刺激が入ります。自分のロードシューズ(マジックスピード2、ペガサス39)と比べスタックハイト25mmは薄底で、接地感が良く自分の足で走ってる感が強い。ヒールホールドの緩さがLSDのトコトコ走りにはちょうど良い。ペースを上げると、体調悪いんじゃないかというくらい辛い(逆にロード専用シューズの凄さを感じました)。ロードで使う分にはプロテクションの弱さも問題なし。いつも使わない筋肉(特にふくらはぎ)を鍛え、故障を予防するためのトレーニングシューズと考えると最適です。その用途で定価約20,000円は高すぎるので、やはりセールで買えて良かったです。
ローンピーク6を以前履いてました。
特徴的な履き心地で気に入ってましたが、八ヶ岳で使ったらラグが剥がれたりで耐久性に難有りでした。
ゼロドロップのトレランシューズは他にもinov8のフライウルトラ270があります。
3Eでアウトソールに鉄の300倍硬いグラフェンを使っているので、1000キロくらい使えます。
https://store.descente.co.jp/inov8/feature/flyultra_g270_v2/
コメントありがとうございます。inov8、チェックしてみます。
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