|
|
|
11月初めの週刊現代に摩周湖の秘密話が載っていた。な・なんと「摩周湖」は『湖』ではないとの記事。私も2摩周岳（857ｍ）を登ったこともあり興味をもって一読。
摩周湖は約7000年前の巨大噴火でできたカルデラ湖、深さも211mと日本で五指に入る深さ。摩周湖で直ぐ思い浮かぶは「霧の摩周湖」「♬・・・霧に だかれて しずかに眠る・・・ 星も見えない 湖にひとり・・♪」
透明度が高い湖で、歌の歌詞にもあるように摩周湖は頻繁に深い霧に包まれる湖として知られている。
なぜ摩周湖が湖面の青さ、澄んだ水をたたえた透明度の高い美しさをを保っているのか？
摩周湖の湖面の青々とした理由は、青以外の色の反射が少ないがため「摩周ブルー」と呼ばれるのだそうな。
「摩周湖の秘密」と提題に掲げ前口上が長くなった。さて本題の「摩周湖の秘密」
名称は「摩周湖」であるが。実は日本の河川法では「湖」に該当しないのだと。というのも河川法上『湖』の定義は河川の流入があることが絶対条件。
摩周湖はどこの川ともつながっておらず川からの水の流入は皆無。したがって国の管理下（行政当局）にも当てはまらず、言ってみれば摩周湖は単なる「水たまり」なのでありますね「水たまり」が幸いし。今日も神秘的な景色を保っていると言える。
摩周湖周囲に雨が降り、その雨が土壌に浸透し、有機物が少ない生活排水の影響もない水が濾過されて“水たまり�瓠碧犲�湖）に流入。従って環境汚染や気候変動で水質が悪化することもないということで湖水が青々清々となる理屈。
ちなみに河川の流入はないが、摩周湖から外へ流れていく「伏流水」は確認されている。降雨があっても、一年を通してそれほど水位が変わらないのはそのためだ。
ちなみに「摩周岳」の本名は「カムイヌプリ」「カムイ」は神のこと。神の山としてアイヌ民族に崇められてきた山である。
【添付写真】2011年夏 摩周岳に登ったときの写真
・摩周岳 展望台から
・摩周岳登山路 中腹から望む摩周岳
・摩周岳山頂
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する