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FieldAccessは国土地理院の電子国土地図を見るためのアプリで、山でネット接続できなくても、あらかじめとっておきたい範囲を読み込んで保存しておけば、いつでも2万5千分の1地図を見ることができる。GPSやコンパスもついており、GPS保存もリアルタイムで確認しつつ出来る。地図読みの苦労など必要ないので、どんなに天気が悪かったり森の中で周囲の展望や地形が見えなくても、現在位置が分かってしまう。地図読みを楽しむというような趣味のない、ものぐさな自分には、ぴったりだ。
最近のネット接続ハード機器は、表示をきれいにしたりネット接続のため、充電のもたなさが激しいのだが、Wi-Fiを切り(GPSはネット接続しなくとも機能する)、こまめに液晶の電源を切れば、十分長持ちする。今は小さな携帯用充電機器も色々あるので、泊りがけでも何とかなるだろう。
自分のiPadは昔の大きい機種だが、地図を見るにはこのくらいがいい。問題点としては、雨や沢などで濡れないように気をつかったり、少々かさばるくらいだ。自分はiPad用のショルダーバックに入れて、すぐ取り出して見れるようにしている。
FieldAccessの機能で、地図上にピンを刺して地名等テキストを貼り付けられるのも便利だ。国土地理院の地図は、地名は最低限しか書いていないので、こういった補助がとても助かる。
iPad+FieldAccessを使うようになってから、青木が原の樹海の中でも、平気でさまようことが出来るようになった。写真は、富士北西麓の樹海溶岩を噴出した側火山の周辺、林道と道が複雑に行きかう辺りで、点線があってもすっかり廃道になっていたり、道がないところを歩いたりするのだが、これがあると迷いたくても迷えないという感じだ(樹海ではコンパスがきかないと言われたりするが、岩の上に直接置いたりしなければ、そんなことはない)。
GPSは多少の誤差は出るものだが(多分範馬勇次郎がすばやく移動したのだろうw)、国土地理院の道の表記が結構実際と違う場合があるのに気づく。沢沿いの道だと、崩壊して道筋が変わっていたりもするのだろうか。この前日記に書いた丹沢の白石沢の道とか、畦が丸の西沢から善六ノタワに登る道など、地図の表示と実際のルートがまるっきり違っていて、最初は本当にこの道でいいのか、混乱した。
編集したい時は、帰宅してからカシミール3Dを使う。iPadはパソコンとのデータの行き来が苦手だが、Dropbox等を使えば割とスムーズにファイルをやり取りできる。
あとバスや電車の時間なども、調べたウェブサイトの画面をそのまま保存しておけば、すぐ確認できるのが地味に便利だったりする。
ちなみ自分は、普通の地図やあるいは地図の出ている本なども、あわせて持っていくことにしている。どんなに便利なものであっても、電子機器を心から信頼する気にはなれないのだ。ライブ等でパソコンを使うと、必ず本番で機械の調子がおかしくなるものだ(^^;(照明の熱や不安定な電源のせいだったりするのだと思うが) ましてや、気温や湿気などの条件の厳しい山では、なおさらである。
そこらへんは、機械とうまくつきあえるかどうか、人の器量の問題だと思うので、機械を責めるのはやめよう。
ちなみに、まだ山でiPadがおかしくなったことはない。
《補足》
iPadには、GPSのついてないモデルもあるみたいです。購入する際はお気をつけ下さい!
あと、書こうと思って忘れてたこと。
国土地理院の地図のかわりに、googleマップも見れます(ネット接続必須)。googleの航空写真が、何気に便利。ただ、解像度の低いところと高いところがあるので、場所は限られます。解像度の高い航空写真だと、沢の確認、駐車場の確認など、なかなか使えます。
ただ、GPSの軌跡を重ねられないのが残念。これが出来たらいいのになあ。。。
こんにちは。
僕もFieldAccessをiPhoneで使用しています。
基本はGPSログをとるためにですが、
電子国土をベースにしてるので、地形の確認に重宝しています。
そうは言っても、紙の地図も当然持っていきます。
iPhoneは便利ですが、バッテリーの減りや、
いつ故障してしまうかわかりませんので
これは良い情報をありがとうございます。
iPadmini(ヤマノート賞でもらったやつですが)とiPhoneで後日やってみます。
早速、ipadにこのアプリ入れてみて今度、使ってみようと思ってます。
国土地理院の地図をキャッシュしておけば、圏外でも使用可ということですね。
ありがとうございました。
補足ですが、CellularモデルのipadでないとGPS機能がついてないからだめですね。
>hiroumi様
本当に、実に便利なんですが、どこかで故障への懸念も残っているんですよね。ヴァリエーション・ルートも行ったりするので、途中で地図が見れなくなりました、なんて事態はご勘弁願いたいです。まだ紙の地図の併用は必須ですね。
>murren様
iPadminiだと、自分にはちょっと画面が小さいかなという印象なんですが、これも慣れでしょうね。なんといっても、小さくて軽いのはいいです! 大きいiPadは、多分成人男子の西欧人に合わせて作ってるんです(^^;
>higurasi様
FieldAccessは有料ですが、まあ安いものです。そういえば、GPSのないモデルもあったんですね(>_<) この記事見てiPad買おうと思った人は気をつけてください! ありがとうございます。
ありゃりゃ、higurasiさんの説だと私のはWIFIですのでGPSは付いていないですかねぇ?
あとで確認してみます。
夏は、iPhoneでFieldAccessを使っています。私にとって珍しい花を見かけるとピンを落として目印にしたり。ピンの矢印機能で目的地の方向を示しておけるのもいいです。ピンで日時記録もしてくれるので、コースタイム記録にもいいですね。
それから年中通してGPS専用機(Garmin)も併用です。電池はもちろん、防水性や耐寒性はさすが専用機です。
そして、一番の基本は印刷した地図とコンパスです。(電子機器は電池がなくなればおしまい、衛星を補足できなかったり、実際の位置とのズレもあります)
iPadのFieldAccessからwi-fi印刷すると、ちょうどA4サイズの地図を印刷できるようですよ。ぜひ、山旅のお供にどうぞ!
FieldAccessの作者さんは、「こんな機能があったらいいな」のリクエストにも応えてくれます。私もいちユーザーとして、随分勝手なリクエストを何度もしました。時間が掛かる場合もありますが、リクエスト以上の機能の進化に脱帽です。
しかも値段は変わらず
>murren様
何でものによってつけてないんでしょうね。「iPhoneの GPS で取得した位置情報を一緒にiPad に渡す」アプリなんてのもあるらしいです。http://nishi248.blog60.fc2.com/blog-entry-1093.html
>pomchan4様
やっぱり紙の地図が扱いやすいんですよね。燃えたりしなければ、故障することもないし(^^;
でも何を使っても、結局、基本は地形を見るという点は変わらないし、それぞれの長所と短所がありますし、ようするに「地図」が好きなので、どっちも好きなのです(^^;
リクエストですか! シェアウェアの鑑ですね! しちゃおっかな(^^*
今はauのiPhone5sにMNPしましたが、FieldAccessを使用しているのは以前使っていたSoftbankのiPhone4です。
当然、通信機能は死んでいますがGPSは生きています。
なぜ以前のiPhone4を使っているかと言うと、iOSが6だからです。
iPhone5s+iOS7環境でFieldAccessを使用すると、本体がスリープしてしまうとその間のGPSログが取れないからです。その点、iPhone4+iOS6環境だとスリープしておいてもGPSログが取れます。
iOS7環境になってからのようなので、iOSかFieldAccessの対応待ちです。
ちなみに、 peb02110さんのiPadのiOSヴァージョンはいくつでしょうか?
追加:
書き込み終わってから分かりましたが、iOS7環境では設定の「Appのバックグラウンド更新」をオンにしておかないと駄目なようですね。私はオフにしていました。
>aj007様
調べてみたら、iOS5.1.1でした。。。古いですね。
大体OSって、バージョンアップすると余計な機能つけてつかいにくくなりますね。
昔Macで痛い目にあってから(使っていたメインのソフトが、Appleに買収されて開発中止になったり)、割とAppleに対しては根にもっているのです(^^;
しかし、こうしてどんどんいろんな情報が入ってくるのはすごいですね。
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