以前、山と道のサイト(https://www.yamatomichi.com/journals/22467/ )で
目にして気になっていたものの、ずっとやらずじまいのままだった
メリノウール生地のベースレイヤーの補修をしてみることにした。
最低限必要なものは羊毛フェルト素材と専用の手芸針で、いずれも100円ショップで手に入る。
パステルカラーのパッケージには制作例のファンシーな仔犬ちゃんが鎮座ましましていた。
無人レジのありがたみを感じてしまう。
作業自体は簡単で、スポンジを台にして穴の空いた生地を置き、
羊毛をちぎって穴を塞ぐように乗せたら
ひたすら針でチクチクチクチクチクチクチクチクチクチク刺しまくる。
どうして毛を針で刺すだけで成形できるのかずっと不思議に思っていたが、
針には細かな返しが付いていて、押すと毛の一部が引っかかって内部に入ることで絡んでフェルト状になり、
引くと針だけが戻るのだとわかり氷解。
結果、いちおう穴を塞ぐことはできたのだが課題も残った。
というのは、フェルト素材だけで何かを作るのとは異なり
織物と一体化させる作業となるため、織物部分とまたがる箇所に針を刺すときに
前述した返しによってどうしても編み目が荒れてしまうのだ。
あまり刺しすぎないよう引き際を見極めないと、耐久性を損ねるどころか
穴を延々と広げてしまう点に注意が必要。
…と、穴をふたまわりほど大きくしてから気付いたのだった。
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