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改めて確認すると、地図記号は適宜追加されていることを理解した。
今回初めて地図記号一覧を確認した。
https://www.gsi.go.jp/KIDS/map-sign-tizukigou-h14kigou-itiran.htm
例えば
【老人(ろうじん)ホーム】老人ホームは、老人福祉法による老人福祉施設のうち、社会福祉法上の第1種社会福祉事業の養護老人ホーム、特別養護老人ホーム及び軽費老人ホームを表示しています。平成18年6月1日刊行の1:25,000地形図から使用されています。
【博物館】博物館法という法律による博物館や博物館と同じような施設で一般に公開しているものをあらわします。美術館や歴史館もこの記号であらわします。水族館、動物園、植物園は、名称を表示して記号は表示しません。1/25,000の地形図には平成14年度からつかわれています。この記号は、博物館や美術館などの建物の形のイメージを記号にしています。
【記念碑】の記号には説明がないので、以前から利用されていたのでしょう。
【自然災害伝承碑】は、これまで概念的に記念碑(ある出来事や人の功績などを記念して建てられた碑やモニュメント)に含まれていたものを以下の観点から別途追加したようです。
●過去に発生した津波、洪水、火山災害、土砂災害等の自然災害に係る事柄(災害の様相や被害の状況など)が記載されている石碑やモニュメント。
●これら自然災害伝承碑は、当時の被災状況を伝えると同時に、当時の被災場所に建てられていることが多く、それらを地図を通じて伝えることは、地域住民による防災意識の向上に役立つものと期待されます。
実際以下のようにすでに地形図に反映されているようです。
すなわち、1:25,000地形図「東京西部」に【自然災害伝承碑】が記載されています。
https://www.gsi.go.jp/KIDS/map-sign-tizukigou-h05-01-19hakubutukan_00001.htm
さらに以下のwebページの地図上ではこの【自然災害伝承碑】が画像とともに確認できます。
【概要碑名】工部大学校阯碑【災害名】関東大震災(1923年9月1日)【災害種別】地震【建立年】1939【所在地】東京都千代田区霞が関3−2−2 文部科学省構内【伝承内容】大正12年(1923)9月1日の関東大震災は死者10万人、全壊・全焼30万棟を超える日本史上最大の自然災害であった。この地にあった過去に工部大学校として使われた建物も倒壊し、復興事業で文部省や会計検査院などが建てられた。碑は倒壊した建物のレンガなどで作られている。ID:13101-001
https://maps.gsi.go.jp/#10/35.738153/139.474182/&base=pale&ls=pale|disaster_lore_0&disp=11&lcd=disaster_lore_0&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0&d=m
一方このように地形図に反映された情報から、さらに興味・知識を持っている方が提供する情報にアクセスできるためより理解が深まる気がしています。
https://840.gnpp.jp/kogaku2010/
http://tokyochiyoda.blog.shinobi.jp/霞が関/工部大学校阯碑
これから機会があれば、付近の【自然災害伝承碑】を確認していきたい思います。
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