要するにこういうサービス内容です(このテキストをそのままココヘリに「合っているか」とぶつけ、「認識通り」との回答を取得済み)
↓
『ココヘリは、ココヘリ指定の登山届を事前提出し、発信機を携行して入山した上で「自力下山不能」かつ「連絡不能(身体機能的もしくは通信手段的に)」の状況に陥った際、"発信機に基づき"捜索発見・救助され、その費用が支払われることを期待する、あくまでも他力本願のサービスであり、自身で通報が可能な場合等、遭難者の位置が明確で"発信機に基づく"捜索発見・救助が不要であるような事案であれば、ココヘリに連絡しようがしまいが費用全額自己負担(つまり、それを回避するためには旧jRO制度のような保険への加入が別途必要)』
つまり、例えば以下の、山中で消えるよりよほどありがちっぽいケース
「登山中にケガをして行動不能となったが、携帯エリア内のため自分で警察に救助要請。現在地特定のうえ救助されることになったものの、警察(or消防)のヘリは機体繰りがつかなかったため民間ヘリで救助され、費用が発生」
この費用は全額自己負担となり、ココヘリ契約者としての恩恵は"ほぼ"受けられないということです。"ほぼ"としたのは、こんな場合にココヘリは「まずは警察or消防に通報、次いでココヘリに連絡を」と謳っており、ココヘリに連絡すれば何かしらコンサルティング的な?あるいはコーディネーション的な?サービスを提供してくれるのかもしれんから(未確認)。
…
だけれども、遭難現場から二先にその順番で同じ要件の電話をかけろというガイダンス自体がちょっとヤバめなんじゃないですかね、多少なりともパニック状態である可能性が高い当事者に対して。携帯のバッテリー節約という観点からも。
-----
特に、かつて「(捜索・救助費用補償保険としての)jRO」と「ココヘリ」に別々に加入しており、その後ココヘリのjRO子会社化によって「ココヘリ」契約に一本化された利用者は、自分が依然として「保険」「費用負担なし行方不明時捜索サービス」双方のサービスを受けられるという誤解をしていませんか?。ココヘリのjRO吸収やその後複数回のサービス改変により、旧jRO契約者の「保険」は実質的に強制解約されており、旧jRO契約時に期待したはずの補償内容や条件は極めて限定的なものとなっているので、現在のココヘリとの契約内容をよく理解しておかないと、もしもの場合に裏切られたという思いをするかもしれません。要注意。
で、つい最近まで大いに誤解していた(^^;)私は「チーム安全登山」に加入することに決めました。なんだかバカらしい気がするけど仕方がない。そして、山中(※)で行方不明になるレベルの遭難をしなければ受けられないサービスの料金が年額5,500円(最安プラン)のココヘリ…これをどうするかは引き続きの検討課題。最近はGarmin inReachなんてのもあるしなあ。
(※)そういえば、ほとんどの島嶼部では探してもらえないので、例えば金北山に登るのに発信機を持っていってもムダということになります(過去2回の山行時は携行してたよ(- -))。利尻や礼文もたぶん同様。屋久島は例外的に探してくれるらしいけれども、こんなことを契約時に"わかりやすく"表示していたかねえ
この日記を見て、改めてQ&Aや約款等を見直しました。
なるほど、ココヘリ&JROの遭難対策制度は、「保険」ではなく、役務提供型サービスであって
ココヘリ&JROが認定した役務提供以外の捜索関連費用には原則として金が出ないと考えた方がよい、ということのようですね。
私もかなり誤解してました。考えるきっかけを与えてくださってありがとうございます。
約款とか規約とか、本来は穴が開くほど目を通して理解した上で契約しないといけないんですけど…なかなか読まないですよね^^;。さらに、ベンチャー系の会社は往々にしてサービス内容を突如様変わりさせるきらいがある印象を持っているので(ココヘリに限らず。そこがベンチャーならではの柔軟性というか、強みでもあるんでしょうが)、契約後も時々"棚卸し"をしておかないと、いざという時に「こんなつもりじゃなかった」となるリスクが大きい気がします。私の拙い日記が、てくてくてくさんにとって何かの有意義なきっかけになったのでしたら光栄です。
まあ、そのサービス内容には正直言って不満点が多いココヘリではありますが、山中において自力で何もできなくなった場合、現時点では「最後の砦」的存在であることも確かだと思いますので、こっちはこっちで差し当たり会員であり続けざるを得ないとは考えているところです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する