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「トゥーランドット」はプッチーニ未完のオペラで、最後の部分は別の方が補作しました。
内容は「千一日物語」(千夜一夜物語では無いそうです)の「カラフ王子と中国の王女の物語」を題材にしたもので、トゥーランドットという中国の王女は自分に求婚する者に、自身が出す3っつの謎をかけます。解けないと首がはねられる、という美しくも恐ろしい王女でした。それを異国の放浪王子カラフが見事に解き、愛にも目覚め、めでたく王女と結婚すると言ったものです。ちなみに、3っつの答えは「希望」、「血潮」、「トゥーランドット」です。
アリアはオペラ最大の有名曲、カラフが歌う「誰も寝てはならぬ」が3幕の最初にあります。パバロッティーが歌ったものが超有名ですが、それをイメージしては他の歌手がかわいそう。また、全幕に、中国の有名な民謡「茉莉花(マツリカ)」(ジャスミン)が流れます。そして、大臣のピン、ポン、パンの3人が喜劇的に振舞います。ママとあそぼう!ピンポンパンもここから取っています(ウィキペで知りました)。ぴんぽんぱん体操は昔の人ならみんな知っていますよね。オペラにはありませんが

っと言ったところで、話題盛りだくさんのオペラなのです。メトの予習で、ワーグナーの楽劇のように、すごい声量が必要な事と、沢山の合唱曲。そして、オケも大編成で鳴らしまくる。一方、対極にリュウという女奴隷の、静かで優しい曲と、涙なくしては見れない自害のシーン。
まず、会場に入って、オケの人数にビックリ、ホルン4人に、コントラバスが5人もいる。っていうことは弦楽器も多数。打楽器系は良く分からないものが沢山並んでいました。案の定、オペラとは思えない大迫力のオケと、80人近い合唱に、ソリストは最大限の声でもって歌いあげます。声量がチョット乏しい歌手は厳しい。カラフ役の、内山信吾さんはハリのある声で、声量もあってとても良かったです。リュウ役の陰山雅代さんは静かな音楽の中で歌う事が出来る事もあって、悲劇の役を美しい声で聞かせてくれました。ちょっと残念なのが、トゥーランドット役の福田祥子さんでした。声量はたっぷりなのですが、体力が続かない感じで、だんだん雑な歌い方に聞こえました。この役はすごく難しいのでしょうね。
会場には親と同伴の小学生が沢山いました。みんな静かに聴いていましたので、生のオペラの大迫力に圧倒されたのではないでしょうか。親御さんも一緒にオペラという舞台芸術に親しんでくれると良いな、と思いました。
こんばんは
プッチーニのオペラはいいですね。
どれも、名アリアがあって。
解説を読んで、聞いているような感じになりました。
このオペラも大編成でやらないと迫力がないので、国内でのといっても関西圏ですが、公演はあまりないようです。
いい時間を過ごしましたね。
私は、10月は2つチケット取っています。
イーゴリ公とフィガロです。
フィガロは一番好きなオペラです。
モーツァルトのオペラは大好きなので楽しみです。
おはようございます。今はどこにいるのでしょうか
トゥーランドットはわかりやすいストーリと音楽、キャラクターがいて、面白かったです。もう一度別な演出で見てみたいと思います。しかし、この迫力は想像以上でした。
tanosikuさんは10月2本ですか。イーゴリ公はダッタン人の踊りが有名ですよね。中学生の頃、児童館のレコード鑑賞室でよく聞いていました。当時ストーリはまったく知りませんでしたが、異国情緒あふれる甘美な音楽に子供ながら酔った記憶が残っています。
実は私の手帳にも、10月イーゴリ公とフィガロの日程がメモってあります。チケットは取っていませんが
はじめまして、aideieiです。中高吹奏楽部、大学でも合奏や金管楽器を専攻としておりました。ただいま、吹奏楽とオーケストラの奏者として演奏活動を行いながら、山にも登っています。
で、トゥーランドットですが、吹奏楽の方でメドレーを演奏したことがあります、実は演奏するには難しく、各楽器の限界に近い音域が指定されています。
しかし、演奏してみると、重厚な守備をべースとして攻めていくような感じです。派手な曲想に、徹底的に派手に自分のパートを吹きます。
こういう書き込みを見ると、またこの曲を演奏してみたい、オーケストラ編成で演奏してみたいと思ってしまいます。
そういう意味では、「夢の曲」ですよね。
aideieiさん
おはようございます。お山でない日記にコメントいただきありがとうございます。
プロの演奏家なんですね。吹奏楽でトゥーランドットのメドレーってあるんですか。当然アリア部分も含まれているんですよね。私はまだオペラ初心者ですが、プッチーニの中で、一番迫力のある演奏だったと思いました。
ところで、オペラの音楽って、シンフォニーのように途中で切れない(休憩できない?)で幕の間ずっと演奏しっぱなしですよね。シンフォニーなら何度も聴きなおしす事が多いので、45分くらい鼻歌でメロディーを刻むことができるようになるのですが、オペラはできないですね
aideieiです、当方をプロと勘違いなされたかもしれません。書き込みが紛らわしくて申し訳ありません。
普段は別の職業を持ち、アマチュアとして吹奏楽やオーケストラに参加しています。日曜午前中は吹奏楽、午後はオーケストラの練習に参加しています。3番トロンボーン、いわゆるバストロンボーン奏者です。
トロンボーンは休みが多く、シンフォニーだと楽章全体が休みになることなど日常茶飯事です。ブラ1やべド5、ベト9は4楽章しかないし、しぇえらざーども3楽章はなかったりします。ですから意外に楽だったりします。
たくさんの仲間と演奏するのも、楽しいですよ。
aideieiさん こんばんは。それでも、仕事を持ちながら、休みの午前、午後と練習をして、演奏会に臨むなんで尊敬します。いろんな楽器が合わって、一つの音楽を作り上げる時間は、幸せの瞬間でしょう。なにを隠そう
トロンボーン奏者なのですね。うふふ。私の疑問点を見事に教えてくれました。ブラバンだと金管楽器ってヒーローですけど、オーケストラだと盛り上がる所でプップッと音が出てくるだけ。木管楽器の方が、出番は多いかな。でも、聴衆がワクワクし、聞きに来て良かったと思うのは、家でも、どんな有名な演奏家の録音でも絶対味わえない、Dレンジ、Fレンジマックス。それが電気的に増幅されない圧倒的な生の音の洪水!この快感は金管楽器群+打楽器群あってのもの。今回のオペラのエンディングもそうでしたよ。
すてきなコメントをいただきありがとうございました。
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