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エクイリビウムの国内レビューについては靴紐タイプのSTとLTのモデルがありますのでTOP GTXを買う際に参考にしました。
また海外ではTOPのレビューもいくつかあるため複数の記事を確認してからの購入です。
ソールについては日本語のST/LT版のレビュー通りでした。ヒールの部分が大胆にカットされており非常に歩きやすいという評判通りです。日本では登山道までのアプローチに舗装された道をそこそこ歩いたり、また帰りにバス停や駅まで舗装された道を歩くことがあるかと思いますが、他の登山靴と比較して圧倒的に楽です。
製品のコンセプトとして、登山に必要な機能を等しく詰め込んだとあります。日本語のレビューでは褒めがちなのですが、海外レビューではもう一歩踏み込んで書かれています。エクイリビウムは何でもこなせるが、アプローチではアプローチシューズが最適だし、クライミングではクライミングシューズが、と言ったように特化した専門ブーツにはかないません。どんなシチュエーションでも一足でそれなりに上手く対応できるブーツです。
一長一短なのですが、思ったよりソールが柔らかいので、小さなスペースにブーツの先端をおいて岩を登っていくようなところでは、ちゃんと足の指に力を入れないとだめです。厳冬期用のブーツだとブーツ先端の足場に足の裏全体で乗っかれる安定感がありますが、エクイリビウムはそこまでではありません。
ソールの印象から離れて、上部ですが、TOPの特徴はゲイター一体型であることと、BOAで靴を絞めます。足へのフィット感は非常に良く履き慣らしする前からピッタリと自分の足に合うような感覚がありました。BOAのメリットとして、微調整が素早くできることです。平坦な道では少し緩めにして足と負担を減らしてあるき、少し岩を登るようなところではしっかりと締めてクライミング”モード”にすると言ったことが瞬時にできます。靴紐だとめんどくさくてやらないような調整が簡単にできるのでとても楽です。
一体型のゲイターについては意外と便利、でも少し暑い?かもしれません。数時間あるいてゲイターについているジッパーを開いてみるとところどころ汗がゲイターの裏に結露していました。これは外付けのゲイターでも同じですね。ただ足の蒸れはほぼ感じず、一日中あるいても靴下はドライなままだったので、うまく蒸気を逃がしてくれているのだと思います。
雨の日でも外付けゲイター不要で軽量化になるし、残雪期の雪山ぐらいならそのままいけるので一体型も意外といいなという感想です。
最後に残雪期の雪山ですが、チェーンスパイクはまぁよしとして、アイゼンはこのブーツの特性に合わせてよく選んだほうが良いと思います。このブーツの特徴はとっても軽い(600g)ことです。1kg近くあるアイゼンをつけちゃうとエクイリビウムの良さを殺してしまいかねません。海外レビューではペツルのイルビスハイブリッド(前爪がクロモリ、踵はアルミ、接続はダイニーマの紐)を使用していました。私もイルビスハイブリッドを持っていますがエクイリビウムにピッタリだと思います。ガッチガチの12本爪アイゼンが必要な山行ならネパールキューブなど冬山用のブーツで行くべきだと思います。エクイビリウムで行く時はあくまで残雪期、そして、チェーンスパイクかイルビスハイブリッドで対応できる程度にしておくのがよいと思います。
追記 2023/4/27
手持ちのチェーンスパイク(BD アクセススパイク)を合わせてみてわかったのですが、チェーンスパイクは相性がありそうです。ヒールのブロックが大きいために製品や装着の具合によってはブロックの間にスパイクが来てしまい、スパイクが浮き、氷雪面に刺さらない可能性があります。toe側は問題ないので、足裏全体でしっかりと地面を捉えるように意識しないとやってしまいそうですね。
今の新素材なら快適? 日本人の足型には合うでしょうか?
アイゼンとの相性もありそうなのではめ合わせてから購入する必要ありそうですね。
あ~誰かスカルパ リベレテックHD2.0履いている人いないかな?
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