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あんまり負荷のあるポイント練習も山行もできない日々。ちょうどいいので前々から行こうと思っていたblooper backpacksの工房を訪問した。blooper backpacksは、望月将悟さんたちTJAR選手が使っているバックパックで知られている。
https://blooperbackpacks.com/
植田徹さんがお一人で製作されていて、Webからでもオーダーができる。在庫はなく、受注生産だ。
植田さんの工房は南アルプスの静岡側登山口に近い川根本町にあって、僕の自宅(埼玉)からは遠い。畑薙ダムに行くのと全然変わりない距離だ。Webオーダーでも良かったのだけど、公式Instagramを見ていると今年は従来のmiyama20等に加えてcoquwa18という新しいモデルが製作されており、こちらはWebに受注フォームがない。どんな背負い心地なんだろう? 実際に触ってみたい。普段の買い物はシューズですらWebで済ましてしまうが、ここには行ってみたいという気持ちが出てきた。
せっかくなので南アの登山では普段寄らない周辺の観光もしてみることにして妻と一緒に出かけた。寸又峡温泉、奥井川湖上駅などに立ち寄る。紅葉がほぼ終わっていて少し残念だったけど静かで綺麗なところだ。南ア深南部の山々も見えて、地図で見ていたイメージが広がる。この辺りから登って縦走するのも楽しそうだ。
工房には午後に訪れた。国道362沿いに民家の脇の砂利道を進んでいくとこじんまりとした建物がある。中は展示スペースのある部屋と作業部屋に分かれているようだ。植田さん以外には誰もおらず、挨拶をしてバックパックをいくつか背負わせてもらう。どれも重心が高くフィット感がよくて軽量だ。オプションで追加できるボトルホルダーやポケットは行動しながらアクセスしやすい仕様になっている。
気に入ったのはcoquwa18(写真左下のモデル)。これはショルダーのパッドに厚みがあり、ある程度の重量を背負って長時間行動しても快適そうに感じた。パッドの位置も独特で、あまり経験したことのない荷重バランスで背中にはりつく。細かいところでは、背面側外部にスリーピングパッドを入れるスリーブがある。容易に着脱ができるのが忙しい時にも使い勝手が良さそうだ。ただ、スリーブのサイズは小さいので折り畳むにしても80×40cmくらいに切らないといけないようだ。手持ちの山と道minimalist pad を切断して入れるとちょうどよさそう。(エバニューFPマットも良いと思う)
結局、coquwa18で生地とオプションを選んでオーダーをした。配色はボトムとメインのパターンを変えてもらい、オプションはいろいろ盛った。送料込みで42,250円。納期は約6ヶ月とのこと。ほかにはトレランベストを試着したり財布を買ったりもした。
その後、植田さんと少し雑談しつつ、ずっと気になっていた使用感のある展示品について尋ねてみた。それはやっぱり、TJAR2016で望月さんが背負っていた実物のバックパック❗️しかも背負ってもいいって‼️ちょっとハイテンションになって試着させてもらう。おお、いまのcoquwa18に近い背負い心地。これがあのときの。すごい。感動。これだけでもいい思い出になった。
良い道具を集めるのはワクワクする。あと6ヶ月、届くのが待ち遠しい。
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