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「PCが突如シャットダウンしてしまう」
といった旨を記されていたことがありましたが、
ぼくも以前から同症状に悩まされており、
色々な策を講じてしばらくは落ち着いても、
何かしらのきっかけで再発、ということを繰り返していました。
この症状は、Windowsのイベントビューアに
「ソース:Kerner Power イベントID:41」
と決まって表示されることに因み、「KP41病」と呼ばれ、
非常に悪名高い症状として知られていますが、
WindowsVistaから発現し続けているにもかかわらず、
その原因が完全に特定されていないため、
2.5世代更新された現在のWindows8.1に至るまで、
根本解決の目を見ていません。
どうやら、電源制御が綿密に過ぎるせいで、
何かしら電源に影響を及ぼすようなアクションがあると、
エラー検知してシャットダウンしてしまうらしいのですが、
そのパターンがUSB接続する機器であったり、電源の設定であったり、
ブラウザの設定であったりとまちまちで、まるでいたちごっこでした、
で。
しばらく落ち着いていたぼくのPCですが、
10月中旬のWindowsUpdate後に、
突然KP41病が乱発するようになってしまいました。
考えてみると、WindowsUpdate後に症状が出始めたことが
過去に幾度かあったので、その日のUpdateプログラムを削除しましたが、
少しマシになった気がするものの、大して変わらず。
そこで、「電源が不安定になりやすいパターン」を整理し直して、
・起動直後に
・大量の起動サービスが一斉に立ち上がり
・外付けHDDやプリンタ、キィボードやマウス等のUSB接続機器へ電流を流し
・電圧が急激に上がったり下がったりする
というところに立ち返り、セーフモードでサービスを最小限にして起動し、
ネットワークも停止して起動したところ、症状が全く出ませんでした。
そこで、必要最小限のサービスにして起動しましたが、
やはり症状は大して変わらず。
となると、原因はネットワークか?と考え、
LANを切断した状態で起動したところ、症状が全く発現しません。
データ通信と電圧との関係性がどのようなものか詳しくは知りませんが、
昔のネットである電話回線とは違い、通信には常に電圧がかかっている上、
我が家はWi−Fiルータを利用しているので、
電波強度が不安定→通信にかかる電圧も不安定→OSが検知してシャットダウン
という流れなのではないか、と推測しています。
WiーFiの前は光回線で、その時点でKP41病は発現していましたが、
通信は無線LANで飛ばしていたので、同様に不安定だったことは確かです。
自作PCですと、CPUやグラボをハイスペックにするのがお約束ですが、
それらを安定して動かすには、許容量の大きい電源ユニットが必要不可欠です。
一方、既製品の電源許容量はコスト削減もあって、たかが知れていますが、
余程の使い方をしなければそれで十分なはず。
しかし、OSが更新されるごとにの電源制御が高機能化されたが故、
OS側が電源不安定と検知してフェイルセーフ的に
シャットダウンさせているとすれば、
電源ユニットのハイスペック化も有効かもしれませんが、
実際に一度電源ユニットをハイスペック化してしばらく落ち着いたものの、
また発現したことがありました。
たとえば、会社のPCですと、
せいぜいファイルサーバへの接続や、社内システムの使用が主であって、
電源に負担がかかるようなことは少ないでしょうが、
自宅であればいろんなソフトウェアがインストールされ、
あれもこれもと機器が全部PCに接続されている上、
音楽を聴いて、DVDを見て、ネットでもYouTubeやニコ動など、
大量の通信をやりとりするので、電源への負担は相当なものかもしれません。
表題の症状でお悩みの方に、少しでも参考になれば幸いです。
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