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2024年10月28日 12:20おおむね実用本📘レビュー(書籍)全体に公開

『全国“野湯”100選』☆最近、買った本

野湯とは自然の中で自噴している源泉で、人の手が加わった商業施設が存在しないような場所のこと。と、はしがきに書いてあり。そこらへんに湧き出しているだけの野湯を紹介した本になります。文字もほどほどで写真が多いので、まるで野湯の図鑑のような感じ。2024/10/17発刊。出たばっかり。税込み¥1980。けっこう、いい値段した。こういう本は、買える時に買っておかないとプレミア価格がつくことがあるし。

内容的には、初級編(道路脇とかで簡単にアクセスできるところ)から、中級編(整備された登山道を歩いて行けるところ)、上級編(頑張れば行けるところ)、エキスパート編(常人には行けそうにないところ)まで。一例として中級編で紹介されている一本松温泉たつこの湯は登山道脇です。登山口から確か1km程度しかありません。エキスパート編で紹介されているのは、湯沢噴泉塔や香草温泉なので、そこまで難易度が高いわけでもなく、普段、登山している人であれば、頑張れば行けるところが多い印象です。

紹介されている100選の全て行けるかというとそうではなくて。「現在立入禁止」と記載された項が、けっこうある。全体の2割くらいでしょうか。中には、そこって大昔から立入禁止だったのではという箇所も見受けられる。どこかの火山の火口湖とか。そもそも、誰も行かないだろうからと、立ち入り禁止の概念すら無い所かもしれませんが。

その立入禁止情報も最新ではなくて、立入禁止と紹介されていなくても、現在は立入禁止となってる野湯もある。秋田焼山の湯の沢や、かもしか温泉など。あと、現在では立入りがグレーゾーンとなってるところもあり。奥奥八九郎温泉とか。ネットでもある程度の情報は得られるけども、行けるか行けないかは実際に行ってみないと分からないかもしれません。

著者の楽しんでいるというより、常人には拷問にしか見えない入浴写真は、それはそれで目を楽しませてくれます。へえ、こんな野湯があるのかと、ペラペラめくって図鑑的に楽しむ分には、良書。行けるかどうかは別として。
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