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ボルテックスジェネレーターは、トヨタ自動車でいうところのエアロスタビライジングフィン。最近のトヨタ車では珍しくなく、現行ハイエースには、サイドミラーの付け根とアンダーカバー、テールレンズに一体成型されているので既に付いています。(写真・中)
ボルテックスジェネレーターとは、航空機の翼で使われていた技術を車に応用し、ボディ表面の空気の流れをあえて乱して乱流化させ、車体からの空気の剥離を遅らせることで、高速走行時の安定性を増加させるモノ。難しく言うと、乱流境界層は、層流境界層よりも空気が剥離しにくくなり、境界層剥離が抑制されるということ。効果は、高速走行時の横ブレを防いで直進安定性が増し、さらには燃費が向上するんだそうです。私の頭脳では難しいですなあ。
実際、ハイエースの高速走行時の安定性は、前に乗っていたハコ型軽自動車とは比較にならない。高速で横を大型トラックが走り抜けても、ハンドルを取られることがほぼない。ハコ軽では、ハンドルをトラックと逆側に軽く切らないと、車体がトラックの方へ吸い込まれる。それくらいに違う。単に車重の違いかと思っていたけど、エアロスタビライジングフィンの効果が大きいのだと今では思っています。何故なら、ハコ軽よりもはるかに軽いフルカウルで空力特性に優れた大型二輪車に乗っていた時では、大型トラックに吸い込まれることが無かったから。
で。このボルテを増設しました。ヘッドライト脇に2箇所ずつ。左右合計で4箇所、灯火類には全く影響のない部位に取り付けました(写真・左)。クリアカラーなので、ヘッドライトレンズに取り付けても、目立たないというか、元々付いていたっぽくしか見えない。これ、重要。
買ったのは、星光産業「エアロフィンプロテクター2 クリア EW-135」(写真・右)です。傷防止という名目で売られてますけど、見た目はエアロスタビライジングフィンそのもの。これがまた安くて、お値段¥800くらい。付属の両面テープで貼り付けます。このお値段で走行性能に影響があるなら、安すぎる。
実走行してみた感想は、より直進安定性が増した、、、ような気がする。あと、高速域での前方から聞こえていたノイズと振動が減った、、、気がする。控えめに書いてますけど、効果は感じられましたね。
結果として、アルミテープ貼り増しと同時での検証だったので、どちらが強く影響して平均燃費の最高値14.2km/Lを叩き出したのかは、分からなくなってしまったけども、ま、両方がそれぞれ効果を発揮したものと都合よく思っています。とにかく、燃費があがればいいんです。