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( 前回の図が、わかりにくかったので、さらに「海嶺」と青色の境界線も書き加えて加筆しました。)
図1: 海底の古地磁気異常の年代図。
図2: (B)部分を拡大。
・ 「海嶺」は「海底火山の火口」と同じですが直線的で、 そこから噴き出すマグマの移動方向も、直角の左右方向に流れています。
( 富士山のような「円錐形の積層火山」のばあいは、幾度かの噴火で上へ上へと積み重なって、 きれいな円錐状の山体が形成されます。 海底火山である「海嶺」も、横方向から断面を見れば、富士山と同じきれいな「積層」が見られるはずです。)
・ 海底の年代を色分けした図を見ていると、そこにはその年代の地層しかないと思ってしまうのですが、 そんな「色別のカンテンを横に並べたような」単純なものではありません、 地層は、古い地層の上に、新しい地層が積み重なってできていますので、 富士山をうすくスライスした後、それぞれのブロックを少しずらした感じで、海洋プレートもできています。
・ 図2の、(B1、B2、B3)が「海嶺」です。
そこから左右(東西)にひろがっていきます。
3つの「海嶺」つなげている青い線は「トランスフォーム断層」と呼ばれています。
このトランスフォーム断層の両側の流れは、境界線のこちらと向こうとで、反対方向に移動しています。
( 海嶺の左側で「?」がいっぱいあるのは、違う年代が混ざりあって、年代が不明確なエリアと解釈しています。)
図3: 周辺のホットスポットの位置。
・ マグマの直接的な出口の「海嶺」は直線の形でつらなっていますが、 大元の上昇プルームの供給元のホットスポットは「点」ですので、 火口自体は直線ですが、それぞれの供給量は、中心が一番多く、 反対に中心から離れるにしたがって供給量は少なくなっていきます。
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<追記>
・ 「 F.Z.」の 意味がわかりました。
「断裂帯」を現しているようです。
・ ハワイのホットスポットの痕跡である海山列の進行方向が、途中で曲がっていることから言われている、太平洋プレートが、進行方向を変えたことについて…、
「海洋プレート流動説」から説明してみようと思います。
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