![]() |
GPVというのは grid point value の略で、この場合は気象数値予報モデルのこと。YamaYamaGPV は国内の多数の有名山岳について、気象庁とアメリカ海洋大気庁のモデルの雲量、降水量等の予測数値をグラフ化して表示してくれる。予報期間が39時間、84時間、120時間(米国)、264時間とあるのだが、このうち、84時間と264時間が更新されなくなっている。
YamaYamaGPV からは何のアナウンスもないが、気象庁のGPVデータを配信する一般財団法人気象業務支援センターのウェブサイトに、以下のお知らせがあった。
「2023(令和5)年3月14日00UTC初期値の資料から、高解像度(緯度 0.1度×経度 0.125度)化した全球数値予報モデルGPV(日本域)が配信開始されました。 これに伴い、緯度0.2度×経度0.25度のGPVは2024(令和6)年9月17日18UTC初期値のデータをもって配信を終了しました。」
これから想像するに、YamaYamaGPV の84時間と264時間のデータは緯度0.2度×経度0.25度のGPVを使用していて、これが配信終了になったため更新できなくなった、ということのようだ。いずれ YamaYamaGPV が緯度 0.1度×経度 0.125度のデータを取り込んで表示してくれるのではないかと期待したい(YamaYamaGPV は誰が運用しているのか、さっぱり分からないのだが)。
それまでの間、気象庁のGPVデータを自分で入手して見ることができないか調べてみた。もちろん気象業務支援センターから入手することはできるが、基本的に商業用途向けで、かなりの料金設定となっている。調べていくと、Open-Metro.com というウェブサイトから各国のGPVデータを無料でダウンロードできることが分かった。もちろん日本の気象庁も含まれている。
https://open-meteo.com/en/docs/jma-api
左の列から JMA Japan を選択し、右の Location and Time で緯度経度、タイムゾーン、予報期間、入手したい予報項目を指定する。下の API Response の Chart And URL で、Reload Chart をクリックするとグラフが表示される。また、エクセルあるいはCSVファイルをダウンロードできる。早速穂高岳のデータをダウンロードして、エクセルでグラフ化してみた。残念ながら、当分晴天は望めないということです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する