遭難防止や遭難した時に自分でできる対策を教えて下さい
1.予定ルートを入力した地図を山に行く前にダウンロードしておく
山は圏外の場所も多く、山に入ってから地図を見ようとしても見れないことがあります。
必ず事前に地図をダウンロードしてください。圏外でも空が開けていればGPSを使って地図上に現在地を表示できます。
また予定ルートをいれてアプリを起動しておけば、予定ルートから外れた場合に音声と振動で警告してくれるので道迷い遭難は防げます。
2.山行計画を立てて、家族や警察に共有する
行き当たりばったりで山に入らず、事前に必ず予定ルートを含む計画を立てましょう。
事前に計画を立てて危険箇所、装備、エスケープルートなどを確認することは遭難防止の為にとても大事です。
また計画書を必ず家族や警察に伝えておくことが遭難時の早期発見に繋がります。
必ず計画書を共有してください。
3.いまココを家族に伝えて位置情報が見れることを確認する
ヤマレコの登山者見守りサービス「いまココ」を使えば、家族に登山開始、登山中の位置情報、下山を知らせることができます。
位置情報をLINEで送ることもできるのでまずは使ってみてください。
4.ヤマレコに自分の携帯電話番号を登録しておく
ヤマレコでは遭難者が出た時に警察からの要請を受けて登山者の位置情報を提供しております。
これまではユーザー名や登録メールアドレスでユーザーを特定しておりましたが、これらの情報は家族などの通報する人が知らないことも多くユーザーを特定できない問題が発生しておりました。この対策としてユーザーを特定する情報の一つとして携帯電話番号の登録をお願いすることにいたしました。
この電話番号は山岳遭難時にユーザーを特定するためだけに用います。
みなさんのご理解とご協力をお願いします。
5.登山の道中、機内モードを解除する
携帯のバッテリーを気にして登山開始から登山終了まで機内モードにすると位置情報がヤマレコサーバーに送られません。
人がいない場所で遭難した場合は自分が送った位置情報のみが頼りになります。
できるだけ空が開けた場所では携帯の機内モードを解除してサーバーに位置情報を送ることをおすすめします。
電波を定期的に繋げば、それまでたまっていた位置情報をヤマレコに送信して位置情報の履歴が残ります。
位置情報は軽微な情報量なので携帯の電波が弱い場所でもサーバーに送られる可能性があるので、たまに機内モードをoffにすることをおすすめします。
6.十分な容量のモバイルバッテリー、ケーブルを準備し登山に所持する
登山中は必ずモバイルバッテリーを所持してください。
携帯電話は位置情報を知らせる為だけでなく、警察や家族との連絡手段となる大切な命綱です。
いざという時にバッテリーがあるかないかは生死の分かれ目を決める可能性があります。
登山者の必須装備として十分な容量のモバイルバッテリーを所持してください。
日帰りなら10000mAh程度
1泊から2泊なら20000mAhほどあると安心です。
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家族や友人が遭難した場合は下記のフォームからご連絡ください。
なるべく早く位置情報の調査し、情報があった場合、管轄する警察を通して情報提供をします。