ヤマレコアプリと他の登山地図アプリの違いはなんですか?
ヤマレコアプリは登山を安全に楽しむことができるアプリです。
事前にダウンロードした地図を使うことで、電波の届かない山中でも現在地と方角がわかり、道迷いを防ぐ効果があります。
このように登山で現在地を知るアプリは他にもありますが、ヤマレコアプリが他のアプリと大きく違う点を4つお伝えします。
ヤマレコアプリと他の登山地図アプリの違い
- 地図で他の登山者の軌跡が見える
- どんな登山の計画でも作成できる
- コンパスを通じて登山届が提出できる
- スマートウォッチで使える
1.地図で他の登山者の軌跡が見える
ヤマレコアプリでは地図上で他の登山者の軌跡(みんなの足跡)、陰影、予定ルート、コースタイム、水場などの情報を確認できます。
「みんなの足跡」は過去の登山者の位置情報を点の集合で表現したものです。
「みんなの足跡」はヤマレコが考案したもので、「みんなの足跡」を表示できるアプリはヤマレコだけです。

オレンジの点で表示された「みんなの足跡」
「みんなの足跡」のオレンジの点はたくさんの人が歩いていると太く濃く表示され、あまり歩いていない道は細く薄く表示されます。
国土地理院の地形図では、分岐の多い入り組んだ登山道や巻道などの描かれていない登山道も多く、また場所によっては情報が古く登山道が間違っている場合もあります。
ヤマレコアプリでは他の登山者のGPSログ「みんなの足跡」を地図に表示し、人が多く歩かない里山や巻道といった実際に歩かれている道を可視化します。
ヤマレコアプリを利用すると、実際に他の登山者が歩いた道を確認しながら登山ができるため、道迷いを防止できます。
また、多くの人が迷って引き返している場所も分かるため、迷いやすい場所を知ることもできます。

ヤマレコアプリで登山中の画面
登山中の画面では、青の線で予定ルート、ピンクの線で歩いた軌跡、オレンジの点で「みんなの足跡」、そして青い矢印型のアイコンで現在地を確認できます。
2.どんな登山の計画でも作成できる
じっくり大画面で計画を立てたいときはパソコンで、手軽に計画したい場合はスマホやアプリでルートを簡単に引くことができます。


パソコン、スマホの計画機能(らくルート)の画面
ヤマレコの計画機能(らくルート)ではあらかじめ引かれたルートに加え、他の登山者が歩いた軌跡「みんなの足跡」や地名、水場や危険箇所、駐車場・山小屋などのランドマークもアイコンで表示されます。
白丸をクリックするだけでルートが描けて、ルートに合わせて行動予定時間も自動で計算されます。
自動で線が引けないメジャーではない里山、沢登り、アルパインのルートでは、手動で線を引くことができます。
そして自動と手動を組み合わせれば、日本全国どんなルートの計画でも作成することができます。
大画面で計画を立てたい場合は、パソコンからがお勧めです。
パソコンでの計画作成画面は左で地図、右で時間を確認し、歩くスピード、休憩、宿泊の設定ができます。
パソコンの画面ですと画面が大きいので、様々なルートと比較検証ができ、長い縦走の計画でもベストな計画が立てやすいです。
「らくルート」はスマホや、アプリからも利用できます。
アプリで手動で線を引くときに画面上に別ウィンドウが表示され、指で隠れて線が引き難くなるのを防ぎます
計画を立てることは遭難防止に繋がります。
まずはヤマレコの計画機能「らくルート」で計画を立ててみてください。
Webサイトや各アプリの使い方はこちらから
3.コンパスを通じて登山届が提出できる
ヤマレコアプリでは「山と自然ネットワーク コンパス」を通じて登山届を提出できます。
「山と自然ネットワーク コンパス」は全国の自治体・警察と連携しており、
コンパスに登山計画を提出すると、連携している自治体・警察に登山届を提出したことと同じ扱いになります。
またもしもの時、コンパスに登山届を提出しておけば、連携している自治体・警察が該当する計画書を確認し、遭難救助で迅速に対応してもらうことができます。
「山と自然ネットワーク コンパス」と連携する自治体・警察はこちらをご確認ください。

計画書作成画面
計画作成画面で「コンパスへの登録」をONにして必要事項を入力すると、登山届が完了します。
コンパスへの登山届はプレミアムプランの機能です。
コンパスへの登山届についてはこちらをご覧ください。
4.スマートウォッチで使える
ヤマレコはAppleWatchに2019年6月に対応し、2020年6月にWear OSに対応しました。
スマートウォッチを使えば、スマートフォンを取り出しにくい状況でも腕元の地図で現在地を確認することができます。
①Apple Watch
ヤマレコアプリは日本で唯一、Apple Watchに対応している登山地図アプリです。
Apple Watchの地図画面
Apple Watchをつけた状態で腕元を手前に傾ければ、スマートフォンを取り出すことなく気軽に現在地を確認できます。
またApple Watchのコンプリケーションを使って文字盤にヤマレコを表示させれば、歩くペース、予想通過時刻、標高グラフなどが一目で確認できるようになるので、登山の体験が大きく変わります。
ヤマレコ × Apple Watch (オフィシャルページ)
Apple Watchコンプリケーションの使い方
Apple Watchの設定
②Wear OS
ヤマレコアプリはWear OSが搭載されているスマートウォッチ 全てに対応しています。
Wear OSが搭載されているスマートウォッチ 全てに対応している登山地図アプリは、ヤマレコだけです。

Wear OSの画面で地図を見る様子
Wear OS の使い方はこちら
その他 ヤマレコアプリの特徴
以上大きな4つの違いを説明しましたが、他にも下記のような特徴があります。
他のアプリでできること、できないことを確認していただき是非ヤマレコをご利用ください。
- 地図のダウンロードが無制限にできる(無料の場合1つの端末に2枚まで)
- ルートを外れると音声と振動により警告してくれる。
- 登山中に向いている方角を直線で表示し、山座同定が簡単にできる。
- 標高、時間を定期的(設定で変更可)に音声で教えてくれる。
- 歩いているペースを表示してくれる。
- 推定到着時刻を自分のペースに合わせて計算してくれる。
- 予定標高グラフと現在の歩いている位置を視覚的に表示してくれる。
- 地図に陰影があるので標高が視覚的にわかりやすい。
- 計画にココヘリのIDや装備を登録して次回の計画でも使うことができる。
- スマホでもApple Watchでもノースアップ、ヘディングアップの切り替えができる
- ヤマレコの記録を簡単に作ることができる。
ヤマレコアプリについて詳しくはこちら
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